iPhoneをMacのWebカメラにする「連係カメラ」の使い方
macOS Ventura(2022)以降にアップデートしたMacと、iOS16以降にアップデートしたiPhoneを使うと、 iPhoneをMacのWebカメラにすることができます。 この機能を「連係カメラ(Continuity Camera)」と呼びます。
連係カメラ:iPhone を Mac の Web カメラとして使う (アップル)
連係カメラが使えるiPhone
連係カメラが使えるのは、iOS16以降にアップデートした iPhone XR(2018年発売) 以降のみです。 また、接続するMacとiPhoneは、ともに 2 ファクタ認証 を使った同一の Apple ID で iCloud にサインイン している必要があります。 また、MacとiPhoneは同じWi-Fiアクセスポイントに接続していることが必要です。 (Macの場合は、同じネットワークセグメントであればLANケーブル接続でも構いません)
Apple IDセキュリティ強化 2ファクタ認証/セキュリティキーの使いかた
連係カメラの使い方
上の条件さえ整えば、連係カメラを使うのは簡単です。iPhoneの背面カメラをあなたの方に向け、Webカメラとして使うのに良い場所に固定します。 (今ではiPhoneをMacのディスプレイに取り付けることができる、連係カメラ向けの Magsafe対応スタンド がいろいろ発売されています。) そしてiPhoneをアンロックすると、それがMacでカメラデバイスとして認識されます。 Macのコントロールセンターにあるカメラとマイクのオプションで、iPhoneのカメラとマイクが選べるようになります。
Magsafeの説明・Magsafe対応充電器・スタンド・アクセサリのいろいろ
「エフェクト」をクリックすると、カメラの設定が行えます。
「マイクモード」をクリックすると、マイクの設定が行えます。
「センターフレーム(Center Stage)」 顔を追跡します。超広角カメラを使って、被写体が動いていても、常に画面の中央に収めてくれます。
「ポートレート(Portrait)」 背景をぼかして、被写体にピントを合わせてくれます。
「スタジオ照明(Studio Light)」 顔を明るく映します。背景を暗くして被写体を明るく照らしてくれます。
「デスクビュー(Desk View)」 ユーザーの手前下方の「机の上」を映すことができます。 机の上にあるものと、あなたの顔を同時に映し出します。 FaceTime を使う場合は、ビデオ通話を開始してから、ビデオウインドウの右上隅にある「デスクビュー」ボタンをクリックします。 別の App を使う場合は、この画面で「デスクビュー」をクリックします。
なおセンターフレームとデスクビュー機能はiPhone 11以降 (iPhone SE は除く) で、スタジオ照明機能はiPhone 12以降で、ポートレートモードはiPhone XR 以降で使用可能です。