MSFSのシーナリーデータをキャッシュに保存してネット通信量を削減、 ローリングキャッシュと手動キャッシュの使い方
マイクロソフトフライトシミュレーターには、シーナリーデータを保存しておく、ローリングキャッシュと手動キャッシュという機能があります。 これを上手に使えば、ネットワーク通信量削減が可能です。
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MSFSのキャッシュ機能
あなたがフライトした地域のゲームデータ(衛星写真など)を自動的に一時保存する「ローリングキャッシュ」、 任意の地域のゲームデータを事前にダウンロードしておく「手動キャッシュ」 という機能があります。 これらの機能を使えば、ネットが遅い環境でも、快適にフライトすることができます。MSFS2024
MSFS2024は、ほぼすべてのデータをクラウドに置く構造となっているため、「ローリングキャッシュ」の使用は必須で、また「手動キャッシュ」機能はなくなっています。
ローリングキャッシュの保存先ドライブと容量を変更する
あなたがフライトした地域のゲームデータ(衛星写真など)は、ローリングキャッシュというデータエリアに一時保存されます。 これにより、同じ地域を再度飛行するときには、ネットからダウンロードするデーター量を削減できます。MSFS2024
Cドライブの容量が少ないとき、あるいはもっと大容量のキャッシュを作りたいときは、これを変更することができます。
これは、設定画面で[全般]-[オンライン]画面を開き、[ローリングキャッシュ設定]欄で設定します。 [ローリング キャッシュ制限(GB)]欄で、キャッシュ容量が指定できます。 [ローリング キャッシュ パス]欄で、キャッシュの保存場所が変更できます。
最後に画面左下の[保存して戻る]をクリックします。
MSFS2020
Cドライブの容量が少ないとき、あるいはもっと大容量のキャッシュを作りたいときは、これを変更することができます。
これは [OPTIONS(オプション)]-[GENERAL OPTIONS(全般オプション)]-[DATA(データ)]画面の[ROLLING CACHE SETTINGS(ローリング キャッシュ設定)]欄で変更できます。 [ROLLING CACHE LIMIT (GIB)(ローリング キャッシュ制限(GB))]欄で、キャッシュ容量が指定できます。 [ROLLING CACHE PATH(ローリング キャッシュ パス)]欄で、キャッシュの保存場所が変更できます。
[DELETE ROLLING CACHE FILE]するとローリングキャッシュが無効になります。 [ROLLING CACHE]欄を[ON]に戻してください。
最後に画面左下の[APPLY AND SAVE(適用と保存)]をクリックします。
手動キャッシュを使ってシーナリーデータを事前にダウンロードしておく
マニュアルキャッシュ/手動キャッシュという機能を使うと、任意の地域のゲームデータを事前にダウンロードしておくことができます。 あなたが良くフライトするいくつかの地域をキャッシュしておけば、ネットからダウンロードするデーター量を削減できます。ただしこの機能はMSFS2024にはありません。
MSFS2020
まず画面右の[Cache Location(キャッシュの場所)]欄で、手動キャッシュの保存場所を指定します。 上のローリングキャッシュと同じ場所でも構いません。
その下にある[Maximum Overall Cache Size(最大全体キャッシュサイズ)]欄で、キャッシュ容量を指定します。
つづいて画面左の検索ボックスで、キャッシュしたい地域名、空港名、POI名などを入力します。 そして画面右下の[CACHE NEW REGION(新領域のキャッシュ)]ボタンをクリックします。
マウスの左ボタンを押しながらドラッグすると、地図の表示エリアを移動することができます。
マウスの右ボタンを押しながらドラッグすると、地図が青いボックスで囲まれます。キャッシュに保存する領域を指定します。
[SHIFT]キーを押しながらマウスをドラッグすると、マウスカーソルがある部分が青くなります。キャッシュに保存する領域が追加されます。
[CTRL]キーを押しながらマウスをドラッグすると、地図が赤いボックスで囲まれます。キャッシュに保存する領域を削除することができます。
マウスのスクロールホイールを回すと、地図が拡大・縮小します。 地図の拡大率に応じて、画面右下の[CACHE QUALITY(キャッシュ品質)]欄の表示が[Low(低)], [Medium(中)], [High(高)]に切り替わります。 キャッシュに保存するデータの解像度が変わります。
キャッシュに保存する領域が決まったら、画面右下の[FINISH AND DOWNLOAD(終了とダウンロード)]ボタンをクリックします。 [NEW REGION 1]と表示されているところに文字を入力すると、作成するキャッシュに好きな名前を付けることもできます。