- 2004年07月31日~08月07日
- 使用エアライン:エア・タヒチ・ヌイ、エア・モーレア
11時間で楽園へ
ブルーのボディにティアラの花をあしらった美しいエア・タヒチ・ヌイのA340で、成田から11時間でパペーテに到着。
時刻は午前4時ですが、空港では現地の人が歌を歌って出迎えてくれます。
空港のスタッフも一人一人にティアラの花をプレゼント、南国気分が盛り上がります。
モーレア島にはフェリー(約30分)でも渡れますが、私たちは
エア・モーレアのプロペラ機を選びました。
カード式の使い回しのボーディングチケットを受け取り、カードの番号が呼ばれたら飛行機に向かいます。
機体には美しいタヒチのリゾートが描かれていて気分が盛り上がります。
パペーテからモーレア・テマエ空港までの飛行時間は約10分、離陸する頃(午前6時)には日もすっかり昇り、
コックピットの窓越しにモーレア島の険しい山々が見えます。「タヒチに来たんだ」と感じる一瞬です。
あこがれの水上コテージ
今回のホテルは「
モーレア・パール・リゾート」、空港からは車でほんの10分程度で到着です。
早朝到着の欠点はすぐに部屋に入れないことです。
ホテルスタッフはレストランで朝食でも、または更衣室が使えるから早速海へ、と勧めてくれますが、まずはモーレア島探検(?)に出かけました。
モーレア・パール・リゾートからは、東にほんの5分歩いたところにマハレパというちょっとした村があります。
ここにはおみやげを売る店に軽食レストラン、そして海外旅行の楽しみの一つ、スーパーマーケットがあります。
タヒチはフランス領、スーパーのサンドイッチもパリで買えるようなフランスパンでとてもおいしい物です。
適当に時間をつぶしてホテルに戻るともう部屋の準備が出来たとのこと、ラッキー。
早速あこがれの水上コテージに向かいます。
部屋に入ると部屋のあちこちにハイビスカスの花が美しく飾られています。
広く大きな窓の外にはウッドデッキと見渡す限りの海。部屋の中央にはガラス張りで海の見える机!!!
夢見た水上コテージのバカンスの始まりです。
で、初日は何をしたかというと・・・お昼寝です。時差の関係で昼夜が逆転するのでとにかく眠い。
ベッドでお昼寝をした後も、デッキで海を眺めて過ごしたり、リゾートの中を散歩してのんびりと過ごしました。
到着した土曜日の夜はホテルでポリネシアン・ダンスがあります。
この日は少々値が張りますが、メニューもポリネシアン・ビュッフェとなります。
大きくて新鮮な生カキやロブスター、ローストビーフに寿司、サラダ、フルーツにケーキが食べ放題。満足出来る品揃えです。
そしてビールは当然タヒチ・メイドの
Hinanoで決まり!!
午後8時になると、地元の衣装を身にまとった人々が、ポリネシアンダンスを披露してくれます。
ポリネシアの激しいドラムのリズムと炎のダンス、そしておいしい料理ですてきな夜が過ぎていきます。
ただ、残念なことにこの日は夜のスコールが来てしまいました。ダンスもクライマックスを迎えたところで大雨。屋根の下に待避します。
しかしダンサーたちはひるむこともなく最後まですてきなダンスを披露してくれました。
タヒチにはプロのダンサーというのはいなくて、地元の有志がいくつもダンスチームを作って自ら楽しんでいるそうです。
きっとホテルに来てくれたダンサーもそのようなグループの一つだったのでしょう。
モーレア島探索
2日目はいよいよ観光スタートです。
私たちはホテルでレンタサイクルをして島を探索することにしました。
日本の自転車と違い、ブレーキはペダルを逆回転することによって操作します。
慣れるまでは不用意にブレーキをかけてしまい「おっとっと!」となること数回。しかしすぐに慣れて快調にサイクリングスタートです。
まずは西の「トアテアの展望台」を目指します。途中珊瑚礁の広がる海や、南の島らしい椰子の木の林が続く、比較的平坦な道を30分ほど走ると、最後に突然急坂が現れます。
汗をかきかき坂の頂上にたどり着くと、道ばたにちょっとした空き地があり、ここが展望台です。
青い海と空、エメラルドグリーンの珊瑚礁の上には「ソフィテル・イア・オラ・モーレア」の水上コテージ、
海の向こうにはタヒチ島が見え、まさにパンフレットそのままの「タヒチ」の景色が広がります。「来てよかった」と感じる一瞬。
つづいて今度はホテルの東、クック湾を目指します。来た道を戻り約1時間、のどかな島の景色を気持ちよく走るとクック湾が見えてきます。
道ばたにはいくつもおみやげ屋やスーパーなどを見つけることが出来ますがあいにくの日曜日、ほとんど閉店していました。
スーパーも日曜日は午前中だけの営業です。
クック湾は澄んだ水に椰子の木の陰が映り、モーレア島特有の切り立った山々、とても風光明媚なところです。
途中浜辺で休憩をとってしばし景色に見とれます。
クック湾を一周回ってフルーツジュース工場まで行ってみましたが、こちらも日曜日のため休みでした。残念。
帰り道で美しい教会を見つけたのでちょっとスナップ。
タヒチのあちこちでこのような美しい教会を見ることが出来ます。
ホテルに戻るとお昼過ぎ。2時間のサイクリングはあっという間に終わってしまいました。
珊瑚礁へ
午後はコテージの下の珊瑚礁でシュノーケリングです。
ホテルでは魚の餌付け用のフランスパンが準備してあるので、それを蒔いてやるとあっという間にカラフルな熱帯魚たちが集まってきます。
残念ながらモーレア・パール・リゾートの周りはリーフがあまり発達していないため、シュノーケリングが楽しめる範囲も限られてしまいます。
しかし、コテージからちょいと海に入って魚たちと戯れるには不自由ありません。
海からあがったらコテージに備え付けのシャワーを浴びて、潮風の心地よいウッドデッキでのんびり昼寝します。
そして夜は満点の星空に南十字星。天の川には銀河の中心、射手座が昇り、そのもっとも華やかな星空を披露してくれています。
星図片手に星空散歩を楽しみます。
つづく3日目はサイクリングの時に見つけた近くの浜辺にシュノーケリングに出かけました。
戻って今度はカヌーに挑戦、沖に広がる珊瑚礁まで遠乗りしてみました。
そしてまたマハレパの村まで行って、パレオとおみやげの店「ラ・メゾン・ブランシェ」でパレオをゲット。
マハレパのショッピングセンターでココナッツ石けんを買ったりブラックパールを見たり、銀行で両替したりします。
そしてレストランでおいしい夕食を食べてモーレア島の最後の夜が更けていきます。
タヒチ島
4日目はタヒチ島に移動です。ホテルのショップでモーレア島の絵はがきとHinanoグッズを買って、
また
Air Mooreaのプロペラ機に乗ってパペーテに戻ります。
途中窓からはタヒチ島の周りに広がる珊瑚礁が美しく見えました。
タヒチ島での滞在は
ソフィテル・マエバ・ビーチ・タヒチです。
潜り足りない私たちは、到着早々アクティビティをチェック。"Snorkel Safari"なる物に申し込んでみました。
何のことはないシュノーケリングツアーです。
ホテルのビーチの向こうに、
Tahiti Plongeeというダイブショップがあり、ホテルの桟橋で待っているとボートで迎えに来てくれます。
ショップに着くと機材を借り、またボートに乗り込みます。
エンジンの調子が悪かったようでしばらく待たされましたが、出発すると快調にスポットまで移動します。
空港にほど近いAQUARIUMスポットで、ガイドのおじさんとともに約50分のシュノーケリングを楽しみます。
おじさんはサービス精神旺盛で、餌付けのほかに、貝やヒトデやかになど、海底から拾ってきては私たちに見せてくれたり、エアーでドーナツを作ってくれたりします。
残念ながら初心者向けスポットということで大物には会いませんでしたが、一緒になった体験ダイビングの子供たちがのんびりリーフの間を漂うのを眺めながら、ほのぼのしたシュノーケリングを楽しみました。
ビッグスーパーでお買い物
ソフィテル・マエバ・ビーチから南に向かってほんの5分も歩くと、タヒチで一番の規模のスーパー
カルフールがあります。
ここは日用品からおみやげ向きのチョコレート、ココナツ石けんに、お菓子やパン、ピザなど、何でもそろうビッグスーパーです。
タヒチ島滞在中は、毎日ここに通い、食料を調達しました。
そして夜はビーチにでてまた星空を楽しみます。
タヒチ島のホテル近辺は自動車の交通量も多く、ネオンもあちこちにあって結構都会の雰囲気ですが、ビーチにでると満天の星空に天の川がかかっています。
タヒチ島観光とパペーテ
5日目はオプショナルツアーでタヒチ島観光に参加しました。
バスに乗ってのありがちな観光ですが、タヒチ初心者にとっては手軽にポイントを回れる便利なツアーです。
タハラアの丘展望台、ビーナス岬と灯台、アラホホの潮吹き穴、ゴーギャン博物館、ゴーギャンレストラン、マラアの洞穴、タヒチ博物館と見て回ります。
そして最後は希望者はパペーテの街まで送ってくれます。
パペーテの街は南の島にしては結構都会で、いくつかビルも建ち並び、人と自動車であふれています。
同じ南の島、フィジーの首都ナンディの素朴さと比較すると、ちょっと興ざめの感じです。
「バイマ・ショッピングセンター」には、観光客向けの高級なブラックパールのお店もたくさんありますが、雰囲気を楽しむなら市場「マルシェ」が一番でしょう。
決して高級な物はありませんが、素朴なおみやげ品や、手軽なブラックパールのアクセサリなどが買えます。
帰国の飛行機は深夜発なので、最終日もパペーテの街を散策して過ごしました。
夜は残念ながら雨。雨の中、午前1時に離陸し、成田に着くと翌日の午前8時となりました。