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パラオ旅行記 スノーケルツアー&セスナ遊覧飛行

  • 2018年04月29日(日)~2018年05月03日(木)
  • 使用エアライン:ユナイテッド航空(行き:UA827 NRT-GUM B737、UA157 GUM-ROR B737 /帰り:UA158 ROR-GUM B737、UA828 GUM-NRT B777)
  • ホテル:PALAU HOTEL
パラオ遊覧飛行のセスナから見た、最後で最大の見どころ、セブンティアイランド上空。

パラオの観光スタイル


パラオの観光ポイントは海上だったり内陸だったり離島だったり。一般的なホテルの近くには存在しません。 そのため連日朝から夕方まで何らかのツアーに参加することになり、ホテルの利用は朝・夜のみとなります。 なので市街地にあるリーズナブルなホテルを選べば費用を抑えることができます。 そうすれば、帰りの深夜便利用のために1泊余分に予約も可能。午後11時の出発直前まで部屋でシャワーを浴びたりのんびりできました。

乗り継ぎ便の入国と出国


GUAM乗り継ぎの場合は、行きも帰りもGUAMでアメリカへの入国審査、つづいて出国審査をあわただしくこなす必要があります。 スーツケースは目的地まで直行してくれますが、入出国審査で時間をロスしてしまいます。 入国審査の列はESTA登録済みとそれ以外で分かれており、ESTA登録済みのほうが若干流れが速いようでしたが、微妙なところです。 なお、GUAMの出発ロビーにある免税店やショップ・レストラン(フードコート)は24時間(?)営業。帰国時午前4時ごろに着いても、すべてのお店が通常営業していました。 ここで1~2時間は楽しむことができます。

便利で清潔なPALAU HOTEL


PALAU HOTELのゲストルーム。間取りも広さも国内の中級ビジネスホテル並み。
今回利用したのは市街地コロールのまさに中心に位置するPALAU HOTEL。 2大スーパーのすぐ近くに立地し、どのお店に行くにも便利、しかも2016年に改装したばかりで館内はとても清潔でした。
設備と部屋の広さは日本の中級ビジネスホテルといった感じ。 部屋は白と水色を基調にした海を感じる明るいデザインで、廊下やロビー等、あちこちに魚やマンタなど 海の生物がモチーフに 使われています。
PALAU HOTELのバスタオルは犬?の形。
歯ブラシや櫛、シェーバーなどのアメニティグッズ、ポット、スリッパ、TV・冷蔵庫など、一通りのものがそろっており不自由ありません。 ウエルカムスナックと、毎日人数分のミネラルウオーターボトルが無料で供給されます。 エアコンも強力、熱いシャワーもバリバリ使えます。 またインターネットは1Fロビーで無料Wi-Fiを提供、フロントデスクに置かれたカンにWi-Fiパスワードが書かれた紙片が入っているので、これをもらって設定します。 また、フロントではビーチタオルと傘の貸し出しサービスがあります。海のツアーに参加するときは、部屋のタオルではなく、ビーチタオルを借りていきます。
なお、チェックイン時にはUSD50のデポジットを要求されます。 これはチェックアウト時にスタッフが部屋の中をチェックし、器物破損などなければ全額返金されます。 過去よほど器物破損などに悩まされたのでしょう・・・
PALAU HOTELの朝食ビュッフェ。
一点、残念なのは朝食メニュー。 一般的なビュッフェスタイルですが、パンは食パンのみ。 それにサラダとホットミール4種(主に中華系)とスープ、ドリンクといったところで、フルーツは無し、ジュースも100%ではありません。 一応ホットミール4種は日替わりです。 私たちは、近くのパン屋さん"Kumangai Bakery"で購入したバナナブレッドを持ち込んで食べていました。
あと、部屋の扉の立て付けが悪く、施錠・開錠にコツが必要でした・・・

PALAU HOTELの空港送迎サービス


ホテルは空港への送迎サービスも行ってくれます。 申し込み方法はEメールで。 行きは直接PALAU HOTELのホームページに掲載されてるコンタクト先メールアドレスに英語で依頼、帰りはフロントで申し込みます。 料金はグループ(部屋)単位にかかり、片道USD25/1部屋。行きはチェックイン時、帰りはチェックアウト時にフロントで支払います。 夜行便に合わせて夜11時のチェックアウトと送迎にも余裕で答えてくれます。
ホテル-空港間は車で約20分弱。 ユナイテッドのGUAM経由夜便(20:40着)を利用すると、パラオ空港に到着して入国手続き・荷物の受け取りなどを終えるのが21:00過ぎ、ホテルの送迎を利用すると、チェックインを終えて部屋で一息つくのが21:30過ぎとなります。 複数ホテルを巡るツアー会社の送迎サービスとは異なり、PALAU HOTEL宿泊者のみのサービスなので、待たされることなくホテルへ直行できます。 同じく帰りは深夜01:45発の夜便を利用。ホテルを夜11時に出ると、ほぼ一番乗りで空港にチェックインできます。

速くなった!?パラオのインターネット事情


これまで衛星通信に頼っていたパラオのインターネット回線ですが、2017年12月に海底ケーブルが開通して格段に改善。 ホテルはもちろん、ほとんどのショップやレストランで無料Wi-Fiが提供されており、 通信速度は平均約600kbps~1Mbpsほどと、国内の公共Wi-Fiサービスと比べても遜色ありません。 ショップやレストランを利用すれば、毎日日替わりのパスワードがもらえます。 このため、特に有料Wi-Fiサービスなどに申し込まなくても困ることはありませんてした。 ただ、朝や夕食どきなど、ショップの利用者が集中する時間帯は、少ないWi-Fiスポットを多人数でシェアすることになるので、速度もガクンと低下します。 また、屋外でマップの参照ができないのが不便です。 はやくモバイルルーターのレンタルなどが利用できるようになってほしいものです。

2大スーパーとお土産屋さん


PALAU HOTELゲストルームのベランダから見た早朝のWCTC Shopping Center。手前はレンタカーショップ。
コロールには、パラオ最大のスーパー"WCTC Shopping Center"と、そのななめ向かいに"Surangel and Sons Co"があります。 どちらも1階に食料品、2Fには衣料品や日用品があり、旅行中に必要なものはすべてそろいます。 食料品コーナーではお土産用のお菓子も買えます。
"WCTC Shopping Center"の2Fにはお土産品専門コーナーがあり、ビスケットやチョコレート、Tシャツも品ぞろえが充実しています。 なお、"Surangel and Sons Co"ではお酒は扱っていません。ビールを買うならWCTCへ。 また、飲料水については、どのツアーに参加しても1人当たり2~3本の水やジュースがもらえるので、特に準備しておく必要がありません。
WCTC Shopping Center 2階のTシャツ売り場。パラオで一番種類が充実しているかも。
ホテルでも毎日無料のミネラルウォーターが供給されるので、歯磨きにもミネラルウォーターを使うとしても、ほとんど購入の必要はありませんでした。 シャワーのあとで飲む分を買っておけば十分です。
またコロールのメインストリート沿いには何件かのお土産屋さんがあります。 毎日夕方はお土産屋さんめぐり。 扱う商品はどこも大同小異ですが、値段はショップによって異なります。 ひととおり見て回って欲しいものに目星をつけてから、一番安いショップで買うのが良いかもしれません。

ノースシュノーケルツアー


ノースシュノーケルツアーに出発。オコトール波止場からボートに乗船。
観光初日はロックアイランドツアーカンパニーの主催する「ノースシュノーケルツアー」に参加しました。 この日は参加13名。観光バス1台を貸し切りです。
Evil channelでスノーケリング。
8:45過ぎにホテルを出発し、約1時間20分ほどでようやく北端のオコトール波止場に到着。ここでボートに乗船します。 オコトール波止場には、かごに飼われたマスコットのフルーツバット(こうもり)1匹と、ペットの犬がたくさんいます。
貸し出してもらえるのは、3点セット(マスク(水中メガネ)、スノーケル、フィン(足ひれ))の他にライフジャケットと、ビニール製のボートコート。 高速で移動するボートの上は、濡れた水着は冷えるので、ボートコートの貸し出しはとてもありがたいです。
シュノーケルは合計3本。午前2本、午後1本。Evil channel 1,2,3というポイントを案内してくれました。
Evil channelでスノーケリング。
波止場からポイントまで、そして各ポイント間の移動時間は、いずれもボートで20分程度。 途中、2本目の前には腰までしかない浅瀬でボートを止めて休憩。皆で海の中で記念写真を撮りまくります。
Evil channelでスノーケリング。

昼食はジェレチャー(Ngerechur)島に上陸。満月の干潮時ということで、隣のガーケックラウ(Ngerkeklau)島との間には 立派な白砂のロングビーチ が姿を現していました。 このあたりを回るツアーは「ノースシュノーケルツアー」だけなので、ほかのツアー客と会うこともなく、静かにのんびりと自然を楽しむことができます。 約1時間の昼食休憩では、ツアーに付属している お弁当(どらごん亭のハンバーグBENTO) を楽しみました。
美しい海とスノーケリングを堪能してオコトール波止場に戻ると15:00、ここでシャワーを浴び、水着からTシャツ短パンに着替え、ツアー代金を清算します。 バスが波止場を出発したのが15:30頃、PALAU HOTELに戻ったのが17:00頃でした。
居酒屋「とりとり」店内。
この日の夕食はホテル近くの居酒屋「とりとり」へ。 ここではパラオのシーフードを楽しみます。 「マングローブ貝の酒蒸し」 はおすすめ。見た目からあさりかしじみのような味を想像していましたが、実際はサザエのような塩味の効いた濃厚な味でした。 一方 「大シャコ貝の炙り焼き」 は、思ったより硬くて歯ごたえありすぎ!なのが残念でした。
なお、この時期、毎日必ず夕方(18:00頃~19:00頃)にはスコールが来ます。 うまくタイミングが合えば、ちょうど食事中に通りすぎてくれます。 心配なときはホテルで傘を借りておくと良いかもしれません。
「とりとり」の下はお土産屋さん「Alii Gift Shop」になっていて、ここで買い物をすると「とりとり」のデザートクーポンがもらえました。 私たちは「とりとり」で食事をした後でしたが・・・

新サウスロックアイランドツアー


パラオ観光の定番、ミルキーウェイで泥化粧。
2日目の観光はインパックツアーの主催する「新サウスロックアイランドツアー」に参加しました。 ミルキーウェイ、ジャーマンチャネル、ロングビーチを訪れる定番コース、パラオに来たら一度は参加するツアーですね。 ホテルには路線バスで使われていたようなバスでお出迎え。まずはインパックツアー オフィスに集合です。 オフィスで清算とロックアイランド許可証の確認/購入を行った後、3点セット、ライフジャケットを借り、裏手にあるジャイブカフェ・レストランで待ちます。 ここではインパックツアーに参加する、各方面へのツアー客が一堂に集まり、順次ガイドさんの呼び出しに従ってボートに乗船していきます。 GWだったこともあり、「新サウスロックアイランドツアー」だけでもボート2艇、40名ほどのツアーとなりました。
ボートがオフィス裏手の桟橋を出発したのが09:30頃、そして10:00頃には1つ目の観光ポイントであるミルキーウェイに到着です。 定番の、美容にいいという白い泥を全身に塗って記念撮影、その後泥だらけになったボートをスタッフが掃除する間、ミルキーウェイの海にぷかぷか浮かんで過ごします。
「クラム・シティ:Clam city」シュノーケルポイントの大シャコ貝。幅50cmはありそう。こんなのが海底にごろごろしています。
ミルキーウェイで約40分を過ごしたのち、次に向かったのは、いくつものシャコガイが生息する「クラム・シティ:Clam city」シュノーケルポイントです。 ここはサンゴ礁はあまり発達しておらず、魚影も濃くはありませんが、確かに大きなシャコガイがいくつも口を開けて並んでいます。 やや流れがあるので、気を抜くといつの間にかボートから離れて行ってしまいます。 クラム・シティでは10分ほどのスノーケリングを楽しみ、11:00には次のポイントに向けて出発します。
ここでちょっとボートにトラブル発生。2台のエンジンの片方がすぐにエンストする状態に・・・ この後ツアー終了まで、たびたびスローダウンして様子を見ることになりました。 まぁ、そのたびに一息ついて美しい海をじっくり眺められるので、これも悪くなかったです。
ジャーマンチャネルに向かう途中に見えるセブンティアイランドことジェルークウィッド(Ngerukewid)島。
途中、セブンティアイランドことジェルークウィッド(Ngerukewid)島を遠くに眺めつつ、 ジャーマンチャネル(German Channel) に向かいます。 ここはサンゴ礁の浅瀬に人工的に掘られたチャネル(水路)で、私たちが訪れた引き潮が近い時刻は、天気のよさもあり、浅瀬の白と水路のエメラルドグリーン、そして遠くの海のコバルトブルーの素晴らしいグラデーションが楽しめました。 ここではボートを止めて、ガイドさんが乗客交互にボートの先端で記念撮影を撮ってくれます。
つづいて2つめのスノーケルポイント、ダイビングポイントとしても超有名な「Big Drop Off」またの名を「Ngemelis Wall」を、リーフに沿ってドリフトスノーケリングします。 潮が引いていたせいか、あいにくリーフで波が砕けたときにできる泡のため透明度は今一つでしたが、魚影は濃く、クマノミに似た オレンジアネモネフィッシュがイソギンチャクと戯れる姿
「Big Drop Off」のリーフとドロップオフの境界。右は水深600mまで落ち込む水中の崖っぷちです。
も楽しめます。また600m落ち込むというドロップオフの、濃いコバルトブルーの海を楽しむことができました。 後からボートが付いてきてくれるので、ガイドについて、流れに合わせてのんびり泳ぎます。 ただ、1グループ20人近くともなると、すぐに他の人にぶつかりそうになり、ちょっと窮屈なスノーケリングでした。
スノーケルが終わると次はカープ(Carp)島でバーベキューのお昼ご飯です。 Big Drop Offを12:30頃出発し、またジャーマンチャネルを戻り、カープ島に上陸したのが13:00頃です。
帰りのジャーマンチャネル。潮が引いてすっかりサンゴ礁が水の上に顔を出しています。遠くに見えるのはおそらく泊りがけでダイビングを楽しむダイブクルーズの船。
ここでまたちょっとしたハプニング。ジャーマンチャネルでボートのスピード違反の疑いがかけられ、レンジャーのボートに停泊を命じられました。 船長さん(?)が説明して、何事もなかったようですが。
カープ島では、Carp Island Resortの敷地でスタッフがBBQの準備をしてくれます。 この間、シャワーやトイレなどの施設が使えます。 一息ついたら、食事までの間30分ほど、ビーチのベンチやハンモックなどで、各自思い思いの時間を過ごします。 BBQはたっぷりの肉と野菜とおにぎり、お味噌汁もついています。味も量も満足。 ただ問題はハエ。スタッフが払ってくれているのですが、給仕台にはとんでもない数のハエが集まってきてしまいます。
カープ島を出発するともう15:00。 最後の観光ポイント:ロングビーチ を目指します。 ここでもちょっとしたハプニング。お客さんの1人がカープ島でお昼寝して置き去りにされる事態に。 ガイドさんがボートを飛び降りて呼びに行ったのでした。
コロールを守る旧日本軍の砲台。このあたりまで戦火が来ることはなく、一度も使われることはなかったそう。
ロングビーチは、干潮時にオメカン(Omekang)諸島の沖に現れる砂州で、この日は満月が近いこともあり大きなビーチが現れていました。 約30分ほど時間をとって、思い思いの時間を過ごします。
後は出発地点に向けてひたすらボートを走らせます。 途中、洋上から旧日本軍の砲台を見学し、桟橋に戻ったのが17:00前。 ホテル方面別に車を準備してもらい、ホテルに戻ったのが17:15頃でした。

MJ Restaurantのハンバーガ


パレイシアホテルに近い、ハンバーガがおいしいMJ Restaurant。
この日の夕食はMJ Restaurantのハンバーガを選択。 店は24時間営業。夜間(23:00-09:30)はテイクアウト窓口(MJ Burger)のみで、それ以外は レストラン店内 でいただきます。 ハンバーガはほとんどすべてがUSD6.50(テイクアウトはUSD4.00から)。その他にもいろいろメニューを取り揃えています。 てりやきバーガー がとても美味。 ポテトやドリンクもつけて、2人でUSD20程度で済みました。 そしてホテルに戻る前に、メインストリートのお土産屋さんを、端から端まで巡って過ごしました。

岬の散策


コロールの街のはずれにある岬。
最終日のイベントはセスナ遊覧飛行のみ。 それまでの時間、街を散策します。 まずはコロールの中心から歩いて25分ほどの、街のはずれにある岬の散策を楽しみました。 パレイシアホテルの東にあるジェラートショップ(L'Amarena Gelato Shop:開店は11:30)の先を左に入り、地ビールメーカーRed Roosterが営業するRed Rooster Cafeの前を通り、道路の行き詰まりまで歩きます。 到着するまでがとても暑く汗をかきますが、岬の先端はちょっとした公園になっており、パラオらしい海の景色と涼しいそよ風を味わうことができます。 そして帰りはパレイシアホテルにあるDFSギャレリアで涼み、 喫茶店Coffee Berry Mango Smoothie を楽しみました。 Coffee Berryはスターバックス風のコーヒーショップで、冷房も聞いていてWi-Fiアクセスポイントもあり、心地よく過ごせます。


空撮 パラオ セスナ遊覧飛行 上空から見るセブンティアイランド
YouTubeで見る

セスナ遊覧飛行


パラオ国際空港で給油中のスマイルエアー社のセスナと日本人女性パイロット。扉がないことがわかるでしょうか。
パラオと言ったらまずパンフレットなどでお目にかかるセブンティアイランド、しかしここは自然保護のため立ち入り禁止。 ここを観光するには遊覧飛行しかありません。 利用したのはスマイルエアー社。2機のセスナを保有し、日本語パイロットが詳しく解説しながら飛行してくれます。
私たちが選んだのは最長のCコース:55分のフライトです。 他のコースとの最大の差は、カープ島、ペリリュー島まで足を延ばしてくれることです。 私たちがまだペリリュー島を観光していないことを伝えたせいか、特にペリリュー島では観光スポット一つ一つを丁寧に解説してくれました。
まず最初に空港脇の小さなオフィスで誓約書の記入と清算を済ませます。 オプション(USD10.0)でオープンドア:扉を外しての飛行が楽しめる、と勧めてくれますが、実はここのセスナは扉を外した状態が基本状態。 だれも扉を閉めた状態で飛ぶことはないようです。 たしかに扉があったら十分に景色を楽しむことはできないでしょう。 また、ツアー参加にはパスポート必携とありますが、チェックされる機会はありませんでした。
パラオ遊覧飛行のセスナから見たミルキーウェイ。中央右の、海の色が白っぽくなっている小さな入り江。
ここでワンポイントアドバイス。 扉を外したセスナからの撮影のコツです。 カメラやスマートフォンに風が当たると、手振れ補正も追いつかず、振動と騒音で思ったより見苦しい映像になってしまいました(上のYouTube映像)。 扉が外されていても、カメラやスマートフォン本体は機内の風が当たらないところから構えるのが良いようです。
空港ではまず搭乗前に飛行機の前で記念写真を撮ってくれます。 西に向かって離陸後最初はコロールの街を超えてミルキーウェイ上空を旋回。 ミルキーウェイは空から見ると、ごく狭い池のような領域で、そこだけ水の色が違っているのがわかります。
パラオ遊覧飛行のセスナから見たロングビーチ。右奥にはクジラ形をした小さな島。
つづいてイノキアイランドとスノーケリングポイントのクラム・シティ上空を通過、前日のスノーケリングを思い出します。 ジェリーフィッシュレイク上空を回り込み、ここで若干雲が出てきたので、雲を避けつつロングビーチへ。 海の真ん中に三日月状のビーチが浮かび上がっているのが見えます。
次に見えてくるのがジャーマンチャネル、白いサンゴ礁の浅瀬に、くっきりとエメラルドグリーンの帯が確認できます。 そして ジメリス(Ngemelis)島とBig Drop Off 。白い浅瀬のサンゴ礁と紺色の深海部分のコントラストが見事です。ダイビング・スノーケリングツアーのボートがいくつも見えてきます。 振り返ると 左舷には星の形をしたカープ島が
パラオ遊覧飛行のセスナから見たペリリュー島の滑走路。手前がアメリカ軍の上陸地点:コードネーム「オレンジビーチ」。写真奥がコロールのある方向。
つづいてペリリュー島の桟橋と市街地が見えてきます。 ペリリュー島では、ペリリュー神社、旧日本軍も使っていた滑走路などを低空からじっくりと観光します。 アメリカ軍の上陸地点:コードネーム「オレンジビーチ」は確かに上空からはオレンジかかって見えます。 そして南の突端、ペリリューコーナーとしてダイビングスポットでも有名な美しいサンゴ礁の海と、その岸にあるPeleliu Peace Memorial Park、四角い記念碑が上空からも良く見えます。 Y字路の中央に捨て置かれた旧日本軍の戦車、四角い戦争博物館と、まるでその場に降り立った気持ちで見学できました。
パラオ遊覧飛行のセスナから見た、ダイビングスポットでも有名なBlue Cornar、Blue Hole上空。小さな白い点はツアーボート。
再度カープ島、Big Drop Offの横を通り、これまたダイビングスポットでも有名なBlue Cornar、Blue Hole上空をパスします。 Blue Holeは岸にぽっかりと3つの穴が開いている様子が良くわかります。
パラオ遊覧飛行のセスナから見た、最後で最大の見どころ、セブンティアイランド上空。
そして最後で最大の見どころ、セブンティアイランド上空へ。じっくりと大きく一周してくれます。 パンフレットで有名なあのアングルからもしっかり写真に収めます。
ここからはコロールの街までしばし水平飛行。なんと飛行中なのにパイロットが私たちの記念写真を撮ってくれます。 軽く操縦桿に手を添えて、パイロットになったような写真まで。 途中、みごとなロックアイランドの島々を飛行、中にはアーチ状になった島を見たり、 IROと呼ばれるダイビングスポットには、上空からも日本軍のタンカーが沈んでいる姿が見えます。 そしてドルフィンズパシフィックの上空を旋回、いけす(?)に泳ぐイルカの姿も確認できます。
コロール市街上空では宿泊しているホテルを確認し、日本が建設したK.Bブリッジの横に差し掛かるともう滑走路です。 徐々に高度を下げて着陸。 飛行時間はほぼ予定通りの54分。あっという間の空中散歩でした。 そのまま送迎の車に案内され、ホテルに帰ります。 夕食には間があるので、WCTCでカップヌードルを買っておやつにしたのでした。 なお、箸はホテルのフロントで借りました。

レストラン:Anthias cafeの夕食、Rur Cafeのかき氷


レストラン:Anthias cafe。中央が入口。右手の2F部分がオープンデッキ。
最終日の夜はレストラン:Anthias cafeへ。 コロールの中心地(WCTC)からはちょっと距離があり、徒歩で20分程度です。 1Fは冷房が効いた落ち着いた空間ですが、2Fはオープンなデッキとなっており、夕日と吹き抜ける風を感じながら食事ができます。 この日もちょうどお店に着いたところでスコールが来ましたが、おかげで涼しくなりました。 店内にはポップなミュージックビデオが流れ 、スタイリッシュな空間は都会的。 料理の幅は広く、パラオのシーフードやパスタ、ピザ。ご飯ものまで何でもあります。 地ビールRed Roosterで乾杯し、ピザとカルパッチョ、フリッター(というか天ぷら)を注文。どれもとてもおいしかったです。
つづいてデザートは、Rur Gift Shopに併設されているRur Cafeのかき氷を。 Mango flavorのふわふわのかき氷 はUSD6.00。2人でシェアすると、食後のデザートにちょうどよい量でした。 そしてRur Gift Shopでお土産を買ってホテルに戻ります。 あとは23時の出発まで、ホテルでのんびりと過ごしました。

スノーケリングの楽しみ方


スノーケリングに必要なものは、まずはマスク(水中メガネ)、スノーケル、フィン(足ひれ)のいわゆる「3点セットAmazon.co.jpで買う」。 マスク、スノーケルはスポーツショップでセット売りしている安いものも使えますが、初心者の人は、水面から顔を上げるだけで水が抜ける、弁が付いたものを使うのをお勧めします。 フィンは「AQA ショートトレッカーAmazon.co.jpで買う」など、旅行の持ち歩きにも便利な短いものを。 これに岩場で足を保護してくれるスノーケリングシューズAmazon.co.jpで買うを合わせるのがおすすめです。 そしてホテルのカギを入れる防水ポーチ、スマートフォン用防水ケースと水に浮くストラップがあると便利。 あと、肌をサンゴ礁で傷つけないために、水着の上からサーフィン用の長袖ラッシュガードAmazon.co.jpで買うを着るのがおすすめ。 8月のクリスタルベイは水温が高いので、ラッシュガードを着るならウエットスーツは不要です。 また初心者の人は、サンゴ礁に手をついてけがをすることがあるので、スノーケリング用グローブAmazon.co.jpで買うもあったほうが良いかも。 また事前にスノーケリングのガイドブックAmazon.co.jpで買うなどを読んで、マスククリア、スノーケルクリア、耳抜きなどのテクニックを学んでおきましょう。