• 記事をシェア
  •  
  •  
  •  
  • B! 
  •  

マイクロソフトフライトシミュレーターのインストール方法

マイクロソフトフライトシミュレーターのインストールには、マイクロソフトアカウントまたはXboxアカウントとそのパスワードが必要です。 もしまだアカウントを持っていないときは、事前に準備しておいてください。
またマイクロソフトフライトシミュレーターの容量は150GB、無料のオプションコンテンツを含めると300GBほどにもなります。 データのダウンロードには12時間程度かかり、インストールは丸一日がかりの作業になります。 購入手続きさえ終えていれば、インストールは後回しでも構いません。 インストールは時間に余裕のある時に実施してください。

マイクロソフトフライトシミュレーターの購入方法

まずは購入手続きを済ませてください。

パソコンのネットワーク/スリープの設定の確認

PC マイクロソフトフライトシミュレーターは容量が大きく、ダウンロードには数時間かかる場合があります。 ネットが混む休日の夕方や夜間のインストールは極力避けましょう。
インストール中にネットが切断されるとインストールに失敗することがあります。 Wi-Fi接続より、LANケーブルでの接続をお勧めします。
また、ダウンロード中にパソコンの電源が落ちたりスリープモードに入らないように注意してください。 パソコンはバッテリー駆動ではなく、ACアダプタなどでコンセントに接続してください。 そしてWindowsの[スタート]-[設定]-[システム]-[電源とバッテリー]-[画面とスリープ]画面(右図)を開いて、電源接続時のスリープを「なし」にしておいてください。

ゲーム本体のダウンロード

PC Steamアプリで「ライブラリ」画面を開き、購入したソフト名をクリックすると、このような画面になります。 「インストール」ボタンをクリックすると、パソコンにインストールできます。
複数のパソコンにインストールする場合
PC Steamから購入した場合であれば、複数のパソコンにSteamアプリをインストールしてあなたのIDでログインすれば、すべてのパソコンに同じゲームをインストール可能です。 ただし同時にプレイできるのは、どれか1台のみです。
複数のパソコンで同時に同じゲームを起動すると、ストリーミング(リモート)プレイとなります。 最初にゲームを起動したパソコンがサーバーとなり、2台め以降はそこに接続してプレイします。 全てのパソコンに、サーバーとなったパソコンのゲーム画面が表示されます。
2台め以降のパソコンにインストールする場合は、この画面で「ストリーミング」の右にある「▼」ボタンをクリックします。 そして「このコンピューター」を選ぶと、インストールできます。
複数のパソコンで同時に楽しみたい場合は、Steamアカウントも複数準備して、アカウントごとに購入する必要があります。
PC 「インストール」ボタンをクリックすると、このような画面になります。 まず「インストール先」欄で、マイクロソフトフライトシミュレーターのインストール先ドライブを選びます。 事前にSteamアプリで追加しておいた、保存先ドライブ一覧から選択できます。 少なくとも2GB以上の空き容量があるドライブを選んでください。
続いて画面の一番下にある「インストール」ボタンをクリックします。
PC するとゲームのダウンロードが始まり、Steamアプリの画面に「ダウンロード中」と表示されます。 ゲーム本体の容量は1.12GBあり、ダウンロードには数分程度かかります。
PC ゲームのダウンロードが完了すると、Steamアプリの画面に「プレイ」ボタンが表示されます。 これをクリックします。
なお、巨大な150GBのゲームデータのダウンロードが始まるのは、まだこの後です。

ゲーム起動時の警告

PC MSFS起動時に、このような画面が表示された場合は、あなたのSteamアカウントを使って、すでに別のパソコンでMSFSが起動しています。 この場合は、このパソコンではMSFSを起動することができません。 すでにゲームを起動中のパソコンへのリモート接続となります。
この画面に表示されている4桁のパスコードを、すでにゲームを起動中のパソコンの画面に入力すると、リモート接続されます。
このパソコンでMSFSを起動したいときは、別のパソコンのMSFSを終了してください。
PC MSFS起動時に、このようなWarning画面が表示された場合は、あなたのパソコンの機能・性能がMSFSの最低要件を満たしていません。 しかしゲームが起動できないわけではありません。 「OK」をクリックすると、ゲームが起動します。
MSFSの最低要件については、下記のページを参照してください。

サインイン

PC ゲームが起動します。 ここでマイクロソフトアカウントまたはXboxアカウントへのサインインが必須です。 「サインイン」ボタンをクリックします。
PC サインイン画面になります。 アカウントを入力し、次の画面でパスワードを入力します。
PC あなたの情報へのアクセス許可を求められます。 「同意」をクリックします。
PC つづいてXboxゲーマータグ(ペンネーム)とアイコンを設定します。 オンラインゲーム時に、あなたの名前として、ほかのプレイヤーに表示されます。 入力したら「始めましょう」をクリックします。
PC つづいてこのような画面になります。 再度「始めましょう」をクリックします。
PC 今度はアクセシビリティの設定画面になります。 各項目にカーソルを移動すると、画面の右に説明が表示されます。 まずは初期値のままでよいでしょう。 画面右下の「NEXT」ボタンをクリックします。
最初に行っておくと良い便利な設定については、この後で紹介します。
PC なお、アクセシビリティの設定画面は2画面分あります。 上の画面をスクロールすると、このような項目が現れます。
PC 次の画面はソフトウェア使用許諾の確認画面です。 「ACCEPT」ボタンをクリックします。

ゲームデーターのダウンロード

PC いよいよここから巨大なゲームデーターのダウンロードが始まります。
画面には「STANDARD CONTENT」「DELUXE UPGRADE」「PREMIUM UPGRADE」の3つのボタンが並んでいます。 これは、マイクロソフトフライトシミュレーターの3つのエディションに対応しています。 どれをダウンロードするかを選択します。
「STANDARD CONTENT」はダウンロード必須のアイテムです。
PREMIUM版を購入していると、すべてのボタンの右下にチェックが入っています。 「DELUXE UPGRADE」「PREMIUM UPGRADE」のチェックを外すことで、ダウンロード時間を短縮することも可能です。
保存先フォルダーの変更
この画面の下部には、データの保存先フォルダーが表示されています。 初期値は保存先がCドライブ (C:\Users\[ユーザー名]\AppData\Roaming\Microsoft Flight Simulator) になっています。 またこの画像の例では、インストール先の容量が不足しているためエラーメッセージが出ています。
マイクロソフトフライトシミュレーターの最低必要容量は150GB、無料のオプションコンテンツを含めると300GBほどにもなります。 さらにユーザーによって開発されているフリーのコンテンツをインストールしていくと、あっという間に500GB程度は消費してしまいます。 できれば1TB以上の、十分な容量のあるディスクにインストールしましょう。
保存先フォルダー名の表示をクリックすると変更することができます。 大容量のディスクに、例えば"msfs2020"といった名前のフォルダーを作って、そこを指定します。
PC 今回私は、1.5TBの容量があるドライブを丸々MSFSのために使うことにしました。 十分に空き容量があるフォルダーを指定すると、このように「UPDATE」ボタンが有効になります。 このボタンをクリックするとゲームデーターのダウンロードが始まります。
PC ゲームデーターのダウンロード中の画面です。 ダウンロードが完了するまで数時間、この画面は放置します。
PC Windowsのリソースモニタを起動すると、ダウンロード状況が確認できます。 ネットについては、ほぼフルスピードでダウンロードしています。 しかしCPU使用率は少ないので、パソコンで別の作業をしていても構いません。
エクスプローラーで、対象ドライブの残容量を監視していると、具体的なダウンロード済み容量が確認できます。
ダウンロード中にパソコンをシャットダウン/スリープさせたり、ダウンロード中の画面を閉じてしまったりしないように気を付けてください。
グラフィック描画品質の選択
PC 筆者宅のネットワークの速度は、集合住宅のためVDSLで、平均30Mbps程度しか出ません。 ダウンロード開始から約7時間で、ようやく画面が切り替わりました。 この状態になっても、バックグラウンドではダウンロードが続いています。
この画面は、グラフィック描画品質の選択です。 [LOW-END(ローエンド)], [MEDIUM(ミドル)], [HIGH-END(ハイエンド)], [ULTRA(ウルトラ)]の4段階から選ぶことができ、後の選択肢ほど高精細なグラフィックが楽しめますが、高性能なパソコンが必要になります。 ここではあなたのパソコンの仕様から判定された、おすすめの品質が選択されています。
この設定は後からゲームの設定画面: [OPTIONS(オプション)]-[GENERAL OPTIONS(全般オプション)]-[GRAPHICS]画面の[GLOBAL RENDERING QUALITY] で変更可能です。
選択したら[NEXT]をクリックします。
衛星写真使用の選択
PC つづいて、シーンの描画に衛星写真を使うか否かの選択です。
[SATELLITE DATA STREAMING]を選ぶと、ネットから衛星写真をダウンロードしながら画面が描画されます。 よりリアルなシーンが描画されますが、ネットワーク通信が大量に発生します。
[NO WORLD STREAMING]を選ぶと、衛星写真のダウンロードは行われません。 ネットが遅い環境でプレイする場合はこちらを選びます。
この設定は後からゲームの設定画面: [OPTIONS(オプション)]-[GENERAL OPTIONS(全般オプション)]-[DATA(データ)]の[BING DATA WORLD GRAPHICS(BING データ ワールド グラフィックス)]および[PHOTOGRAMMETRY(写真測量)] で変更可能です。
選択したら[NEXT]をクリックします。
PC 上の画面で[SATELLITE DATA STREAMING]を選ぶと、このような警告が表示されます。 モバイルデーター通信など、ひと月に使用できるデーター通信量が決まっているサービスを利用している場合は、すぐにその上限に達してしまう可能性があります。 注意してください。
問題なければ[NEXT]をクリックします。
コントローラーの確認
PC つづいてプレイに使用するコントローラーの確認です。 あなたのパソコンに接続されているコントローラー類の一覧が表示されています。 ここに表示されたデバイスには、デフォルトのキーアサインが行われます。 [CUSTOMIZE]をクリックすると、キーアサインがカスタマイズできます。
この設定は後からゲームの設定画面: [OPTIONS(オプション)]-[CONTROLS OPTIONS(コントロール オプション)] で変更可能です。
問題なければ[NEXT]をクリックします。
注意: この画面で同じタイプのデバイスが複数検出されていると、そのデバイスは正しく動作しない場合があります。 (この図の例ではゲームコントローラー) そんな時は、操縦に使わないデバイスのキーアサインをすべて削除しておきます。 詳細は後程説明します。
アシストの設定
PC つづいて操縦などに関するパソコンのアシストの設定です。 デフォルトでは全項目が[EASY]にセットされています。 また画面の一番上の[ALL ASSISTS(フル サポート)]の左右にある[<]または[>]をクリックすると、[MIDDLE-GROUND(ミドルグラウンド)], [TRUE TO LIFE(完全リアル志向)]に切り替えることができます。 お好みで変更してください。
[ALL ASSISTS(フル サポート)]を選択すれば、初心者でも簡単にジェット旅客機を操縦することができます。
この設定は後からゲームの設定画面: [OPTIONS(オプション)]-[ASSISTANCE OPTIONS(アシスト オプション)] で変更可能です。
設定したら[DONE]をクリックします。
アップデートの選択
PC つづいてゲームデータのアップデートの選択です。 最新データにアップデートするときは[INSTALL]をクリックします。
PC するとこのような画面になります。 今回のアップテートは全部で83GBあるようです。 [UPDATE]をクリックします。
PC アップデートモジュールのダウンロードが始まります。 83GBのダウンロードには、約4時間かかりました。
PC その後インストール中に停止してしまいました。 プログラムは動作していますが、リソースモニタをチェックすると、CPUもネットも使用していない状況になってしまいました。
対策としては、画面右上の[×]をクリックしてゲームを閉じ、Steamアプリで「停止」ボタンを押し、再度Steamアプリで「プレイ」ボタンをクリックします。 するとインストールが再開し、次の画面に進みました。
PC ようやくマイクロソフトフライトシミュレーターのメイン画面にたどり着きました。 Steamアプリの表示によると、ここまでのプレイ時間は17.9時間でした。 まだダウンロードしかしていませんが。

ゲームを終了する方法

PC マイクロソフトフライトシミュレーターを終了するには、メイン画面の左下にある[QUIT TO DESKTOP(終了してデスクトップに戻る)]をクリックするか、[ESC]キーを押します。 するとこのような画面になります。 [YES]をクリックすると終了します。

ゲームを起動する方法

PC Steamからインストールしたゲームを起動するには、Steamアプリの「ライブラリ」画面からタイトルを選び、「プレイ」ボタンをクリックします。 またはデスクトップに置かれたゲームのアイコンをダブルクリックします。

ゲームが起動しない!?/ストールする!? 強制終了と再起動の方法

PC MSFS起動時に画面が固まってしまい、ストールする場合があります。 一番多いのが、データー読み込み中、画面の一番下の青いプログレスバーが真ん中あたりまで進んだところでストールする場合(右の図)。 最初の各種ロゴアニメーション表示中にストールする場合もあります。
MSFSの起動には5分ほどかかります。 10分待っても起動しなかったときは、MSFSを強制終了して、再度ゲームスタートしてみてください。
PC ストールしたと思ったら、[Ctrl]+[Alt]+[Delete]キーを押して「タスクマネージャー」を起動します。 まずは画面左のメニューで「パフォーマンス」を選び、CPUと、MSFS本体とそのデータを格納しているディスクのアクセス状況を確認してください。 どちらもほとんどアクセスが発生していないなら、MSFSを強制終了しましょう。
PC 「タスクマネージャー」の左のメニューで「プロセス」を選び、「FlightSimulator.exe」を右クリックし、「タスクの終了」を選ぶと強制終了できます。 あとはMSFSのアイコンをクリックして再起動してみてください。

もっとマイクロソフトフライトシミュレーターのことを知りたい