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格安SIMで自宅にWi-Fiインターネットを導入 SIMフリーホームルーターAterm HT100LN/HT110LNの使いかた

ホームルーター Aterm HT100LN/HT110LN
ホームルーターという機器を自宅に置くと、格安SIMなどの携帯電話回線を使って、工事不要で即座にインターネットを導入することができます。 スマホやゲーム機などをWi-Fi経由でインターネットに接続したり、パソコンやテレビ、ブルーレイレコーダーなどを有線LANでインターネットに接続することができます。
  • NECプラットフォームズ Aterm PA-HT100LN-SW 据え置き型 LTE ルーター nanoSIM×1

    NECプラットフォームズ 2017-08-01 13809円

    回線工事が不要でカンタン設置、SIMロックフリーのLTEホームルーター ・モバイル回線LTE(受信最大150Mbps)で自宅にインターネット環境をすぐ構築 ・Wi-Fi(IEEE802.11ac 433Mbps)に対応し、PCやタブレットなど最大10台と接続が可能 ・「どこでも」「スッキリ」「オシャレに」設置 ・スマートフォンアプリ「Atermらくらく設定アシスト」を準備。Wi-Fi接続やAPN設定はウィザードに沿って操作するだけで接続が完了 ・電波状態やWi-Fi帰属状態をLEDで確認できるイルミネーションを搭載 ・実家に設置すれば、両親の帰宅をメール/アプリ通知でお知らせ 【24時間365日連続稼働】 ・電池無し駆動動作なので、電池寿命や電池交換の心配は不要 ・AC電源瞬断した場合でも、AC給電の際かいで自動で電源がONとなる再起動を実現

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ホームルーターとは

ホームルーターとは、携帯電話回線を使って、Wi-Fiや有線LAN経由でインターネット接続ができる機器です。 光回線のような工事を必要とせず、コンセントを差し込むだけですぐにインターネット接続環境が得られます。 「 モバイルWi-Fiルーター 」とほぼ同様の構成の機器ですが、家庭などに固定されて使用することを前提にしているため、バッテリーの代わりにACアダプタで駆動でき、有線LANポートも備えており、大きなアンテナを内蔵しているので家の中でも良好な電波受信が行えます。
一人暮らしや高齢の両親の実家など、光回線を引くほどインターネットを使わない場所に、あるいは入院や寮生活など、自分勝手にインターネット工事ができない場所に、手軽にインターネット/Wi-Fiが設置できます。 格安SIMを使えば、データ量が月2GB程度でよければ毎月千円くらいでインターネットが使えます。
ここでは代表的なホームルーター、NECのAterm HT100LN/HT110LNの使いかたを解説します。

ホームルーターとデバイスの接続方法のいろいろ

ホームルーターと、パソコンやスマホなどのデバイスとの接続は、設置環境によっていろいろな方法が考えられます。

直接接続する


ホームルーターは、本体にWi-Fiアクセスポイント機能と有線LANポートを備えているので、デバイスを無線または有線で、直接接続することができます。 無線LAN中継器 を使えば、ホームルーターのWi-Fi電波到達範囲を広げることもできます(ただし速度は低下します)。

スイッチングハブで複数の有線LAN機器を接続する


通常ホームルーターに搭載されている有線LANポートは一つです。 ここに「 スイッチングハブ (Amazon.co.jp) 」を接続すれば、通常の光回線インターネットルーターと同様に、有線LANポートを分岐・増設することができます。

光回線やADSLの代わりとして使う/既存のインターネット回線を置き換える


すでに光回線やADSLインターネットルーターが設置されている環境で、何らかの理由で光回線やADSLを解約する場合などは、ホームルーターをこれらの代わりとして使うことができます。 使用中のパソコンやスマートフォンなどの設定を何ら変更することなく、家じゅうのデバイスをまとめてホームルーター経由で携帯電話回線に接続することができます。
既存のインターネットルーターの「WAN」ポートに、ホームルーターの有線LANポートを接続します。 そしてホームルーターのWi-Fi機能はOFFにします。 既存のインターネットルーターは「自動IPモード」に設定します。 ただし有線LANを使用しないのであれば、既存のインターネットルーターは「アクセスポイント(AP)モード」に設定しても構いません。

Aterm HT100LN/HT110LNの紹介

Aterm の据え置き型LTE ルーターには、「HT100LN」と「HT110LN」の二種類のモデルがあります。 「HT100LN」は NTT docomo と au/KDDI 、およびこれらの回線を使うMVNO各社のSIMカードに対応しています。 「HT110LN」は Softbank と、その回線を使うMVNO各社のSIMカードが使えます。
PC 今回は格安SIM IIJmio のタイプD(NTT docomo回線)のSIMで使用するため、「HT100LN」を選びました。 箱の大きさは、iPhoneよりひと回りほど大きいくらいです。
PC 同梱品はこのとおりとてもシンプル。 本体、ACアダプタ(出力DC12V,0.9A)、LANケーブル(CAT-5e,長さ約2m)、つなぎかたガイド、保証書、らくらくQRスタート用QRコードです。

SIMカードのセットと電源投入

ホームルーターには、携帯電話回線を使うためのSIMカードが必要です。 これは別途キャリア(携帯電話会社)と契約して、事前に準備しておく必要があります。
準備するSIMは「データ通信専用」を使います。 「音声通話」や「SMS通信」機能は不要です(使えません)。 ただし「音声通話」や「SMS通信」機能が付いているSIMでも、ホームルーターでデータ通信専用として使うことはできます。
PC SIMカードはこのようにセットします。 裏表、方向を間違えないように注意して、写真の白い部分に載せて、指で押し込みます。
PC するとこのようにSIMカードが本体に入っていきます。
PC このように奥まで差し込めばセット完了です。
なお、SIMカードを取り出したいときには、爪の先などで、一旦SIMカードを本体奥に押し込みます。するとSIMカードが飛び出してきます。
PC つづいて本体付属のACアダプターを接続します。 すると本体上部中央のランプが青色に点滅して、起動シーケンスが始まります。 しばらくするとランプが消灯して、起動完了となります。
初回起動時には、APN(Access Point Name)がセットされていないので、携帯電話ネットワークにはつながりません。 つづいて設定画面から本体の設定を行いましょう。
なお、APNの設定が完了している場合には、携帯電話ネットワークに接続され、ランプが青色に常時点灯となります。

設定画面を開く

本体の各種オプションなどは、設定画面から行います。
PC 設定画面を開くには、スマートフォンの 「Aterm らくらく設定アシスト」アプリ から行う方法と、Safari, Chrome, Firefoxなどのブラウザから行う方法があります。 パソコンのブラウザから行うのが確実です。
パソコンのLANケーブルコネクタと、Aterm HT100LN/HT110LNのLANケーブルコネクタを、本体に付属しているLANケーブルでつなぎます。 そしてブラウザを起動し、アドレスバーに「192.168.179.1」を入力します。
するとこのような画面になります。 最初はパスワードの設定です。 あなたにしかわからない「管理者パスワード」を考えて入力します。
PC 次にこのような画面になります。 「設定ウィザード」を使えば、ネットワークの接続にかかわる初期設定が簡単に行えます。 「はい」をクリックします。
なお、「設定ウィザード」は後からいつでも好きなときに起動することが可能です。

APNの設定とネットワークへの接続

PC 「設定ウィザード」の最初はAPNの設定です。ドロップダウンリストから、あなたの使用しているSIMカードを提供する通信会社またはサービス名を選んで「設定」をクリックします。 ここを間違えるとインターネットに接続できないので注意してください。
PC 正しくAPNを選択すると、ネットワークに接続され、間もなく本体上部中央のランプが青色に常時点灯となります。
PC 次にこのような画面になります。 本体ファームウェアを自動的にバージョンアップする「メンテナンスバージョンアップ」機能に関する説明です。 「確認」をクリックします。
PC 次にこのような画面になります。 WAN側(インターネット/携帯電話パケット通信側)が正しく接続しているかの確認です。
接続チェックを行いたいときは「WAN側接続確認」をクリックします。
なお、ここで「完了」をクリックすると「設定ウィザード」は終了します。
PC 「WAN側接続確認」をクリックすると、このような画面になります。 「OK」をクリックすると接続チェックが始まります。
PC このような画面になると接続チェック完了です。 ここで「OK」をクリックすると「WAN側接続確認」の画面に戻るので、「完了」をクリックして「設定ウィザード」を終了します。
PC 「設定ウィザード」を終了すると、設定画面のトップ画面になります。 もうブラウザを閉じても構いません。
なお、画面左下にある「APN設定ウィザード」をクリックすれば、「設定ウィザード」を再開してAPNを変更することができます。

通信量を確認する/上限を設定する

PC ブラウザを起動し、アドレスバーに「192.168.179.1」を入力して設定画面にログインします。 IDには“admin”、パスワードにはあなたが最初に設定した「管理者パスワード」を入力すると、ログインできます。
PC 画面左のメニューから[データ通信量]-[データ通信量表示]を選ぶと、このような画面になります。 これまでのデータ通信量が、日次、月次で表示されます。
PC 画面左のメニューから[データ通信量]-[データ通信量設定]を選ぶと、このような画面になります。 「データ通信量管理機能」欄で、上限を設定するか否かが選択できます。 「上限を表示して通信を停止する」を選ぶと、指定した通信量を使い切ったら通信を停止することもできます。
PC 「データ通信量の管理方法」欄で、「日次管理」または「月次管理」が選べます。「日次管理」の場合、「1日(単位)」から「14日(2週間単位)」まで設定できます。 「データ通信量の上限設定」欄で、上限値が指定できます。設定単位が「GB」の場合、1.0~999.0が指定できます。「MB」の場合、1~1023が指定できます。

ファームウェアのバージョンをチェックする/更新する

ルータは直接インターネットに接続するデバイスであるため、クラッカーに脆弱性(バグ)を突かれて家庭内LANに侵入される可能性もあります。 ファームウェア(制御ソフトウェア)は常に最新にしておきましょう。
PC ブラウザを起動し、アドレスバーに「192.168.179.1」を入力して設定画面にログインします。 IDには“admin”、パスワードにはあなたが最初に設定した「管理者パスワード」を入力すると、ログインできます。
PC 画面左のメニューから[メンテナンス]-[ファームウェア更新]を選ぶと、このような画面になります。 現在のファームウェアバージョンが確認できます。
より新しいバージョンがあるか否かの確認と、バージョンアップを行うには、画面右下の「更新」ボタンをクリックします。
SIMカードのパケットを消費したくないときは、事前に オフィシャルサイトの「ソフトウェア」のページからパソコンにファームウェアをダウンロードし、「更新方法」欄で「ローカルファイル指定」を選び、 「ファームウェアファイル」欄でそのファイルを指定して「更新」ボタンをクリックします。
直接ネットワークに接続してバージョンアップを行うときは、「更新方法」欄で「自動更新」を選び、画面右下の「更新」ボタンをクリックします。
PC たとえば上の画面で「自動更新」を選び、「更新」ボタンをクリックするとこのような画面になります。 もし「最新のファームウェアバージョン」欄が、「現在のファームウェアバージョン」欄より新しいときには、「最新バージョンへ更新」ボタンをクリックして、更新しましょう。

有線LANまたは無線LANの有効/無効を切り替える

たとえばLANケーブルを使った有線LANしか使わない場合は、無線LAN(Wi-Fi)を無効にすることができます。 逆に無線LAN(Wi-Fi)しか使わないときは、有線LANポートを無効にすることができます。 他人の侵入を避けるため、不要な通信は無効にしておきましょう。
PC ブラウザを起動し、アドレスバーに「192.168.179.1」を入力して設定画面にログインします。 IDには“admin”、パスワードにはあなたが最初に設定した「管理者パスワード」を入力すると、ログインできます。
無線LAN(Wi-Fi)の有効/無効切り替え
PC 画面左のメニューから[基本設定]-[基本設定]を選ぶと、このような画面になります。 [無線設定]-[無線機能]欄の「使用する」をON/OFFして、画面右下の「設定」をクリックすると、無線LAN(Wi-Fi)の有効/無効を切り替えることができます。
有線LANポートの有効/無効切り替え
PC 画面左のメニューから[詳細設定]-[その他の設定]を選ぶと、このような画面になります。 [LANポート通信設定]-[LAN側通信機能]欄の「使用する」をON/OFFして、画面右下の「設定」をクリックすると、有線LANポートの有効/無効を切り替えることができます。

無線LAN(Wi-Fi)のSSID/パスワードを設定する

PC ブラウザを起動し、アドレスバーに「192.168.179.1」を入力して設定画面にログインします。 IDには“admin”、パスワードにはあなたが最初に設定した「管理者パスワード」を入力すると、ログインできます。
PC 画面左のメニューから[無線LAN設定]-[無線LAN設定]を選ぶと、このような画面になります。 無線LAN(Wi-Fi)に関する各種設定を行うことができます。
対象ネットワークを選択」欄で、設定する無線LAN(Wi-Fi)を選択します。 Aterm HT100LN/HT110LNは同時に2つのWi-Fiアクセスポイントを持つことができます。 例えばパソコン/スマホ用とゲーム機用に、それぞれセキュリティ強度の異なるアクセスポイントが作れます。
高度な設定を表示」をクリックすると、メニュー項目が増えます。 送信出力を調整することができます。
ネットワーク名(SSID)」欄で、無線LAN(Wi-Fi)のSSID(アクセスポイントの名前)が変更できます。
暗号化キー」欄で、スマホなどを無線LAN(Wi-Fi)に接続するときに使うパスワードが変更できます。