• 記事をシェア
  •  
  •  
  •  
  • B! 
  •  

NASAアポロ宇宙船の製造番号と展示場所

アポロ宇宙船の一部は地球上に保管され、現在でも見学することができます。 アポロ宇宙船とサターンブースターの製造番号と、その行方あるいは現在の展示場所をまとめてみました。
表中、月への衝突時間は、地上で信号を受信した時間です。月面上の実時間から約1.3秒の遅れがあります。

サターンVブースターの展示場所

現在サターンVブースターを展示しているのは下記の5カ所。いずれもアメリカ合衆国内です。 アポロ 18, 19, 20号用に生産された未使用の物と、試作・テスト用の機体を組み合わせて展示しています。
展示場所 第一段 第二段 第三段
ケネディ・スペースセンター S-IC-T (試作機) S-II-14 (Apollo 19) S-IVB-514 (Apollo 19)
ジョンソン・スペースセンター S-IC-14 (Apollo 19) S-II-15 (Apollo 20) S-IVB-513 (Apollo 18)
U.S.スペース&ロケットセンター S-IC-D (試作機) S-II-F/D (SA-500F) S-IVB-D (試作機)
スミソニアン航空宇宙博物館 なし なし S-IVB-515 (Apollo 20)
インフィニティ・サイエンスセンター S-IC-15 (Apollo 20) なし なし

CSM 司令船・支援船

アポロ11号(CM-107)の展示場所


アポロ11号の司令船CM-107は、 2019年のアポロ11号月着陸50周年を記念して、2016年12月から2017年10月まで スミソニアン航空宇宙博物館(NASM)の別館:Steven F. Udvar-Hazy Centerにある修復施設: Mary Baker Engen Restoration Hangar で6か月間の改修を受けました。 つづいて"Destination Moon"というイベント名で、下記のアメリカ国内の博物館を巡る2年間の展示ツアーが行われました。
DateExhibition facilities
2017年10月14日 - 2018年3月18日Space Center Houston (Texas)
2018年4月14日 - 2018年9月3日Saint Louis Science Center (Missouri)
2018年9月29日 - 2019年2月18日Senator John Heinz History Center (Pennsylvania)
2019年4月13日 - 2019年9月2日The Museum of Flight(Seattle)
2019年9月28日 - 2020年2月17日Cincinnati Museum Center(Ohio)
(2019年6月14日に、Cincinnati Museum Centerでの展示が追加されました)
この後2020年3月3日より、Steven F. Udvar-Hazy CenterのJames S. McDonnell Space Hangarに展示されます。 そして最終的には2022年にスミソニアンに完成する常設展示"Destination Moon"に展示される予定です。

LM 月着陸船

IU 飛行制御機器

S-IVB 第3段ブースター

S-II 第2段ブースター

S-IC 第1段ブースター