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アポロ１６号 ( AS-511 )

アポロ１６号ミッションパッチ

アポロ１６号正式クルー

左から、ケン・マッティングリー(Thomas K. Mattingly. II:CMP)、ジョン・ヤング(John W. Young:CDP)、チャーリー・デューク(Charles M. Duke:LMP)、

ミッションステータス

宇宙船 (Spacecraft)
打ち上げ日 (Launch date)	1972年04月16日 17:54:00 UTC(12:54:00 EST)
ミッション名 (Mission Designation)	AS-511 / SA-511
発射台 (Launch Pad)	PAD 39A
CSM	CSM-113 (Casper)
LM	LM-11 (Orion)
打ち上げロケット (Launch vehcle)
形式 (Type)	サターンV
ロケット第一段 (First Stage)	S-IC-11
ロケット第二段 (Second Stage)	S-II-11
ロケット第三段 (Third Stage)	S-IVB-511
飛行制御機器(IU)	S-IU-511
正式クルー (Prime crew)
船長:CDP	ジョン・ヤング(John W. Young)
司令船パイロット:CMP	ケン・マッティングリー(Thomas K. Mattingly. II)
着陸船パイロット:LMP	チャーリー・デューク(Charles M. Duke)
バックアップクルー (Backup crew)
船長:CDP	フレッド・ヘイズ(Fred W. Haise, Jr.)
司令船パイロット:CMP	ステュ(スチュアート)・ルーサ(Stuart A. Roosa)
着陸船パイロット:LMP	エド(エドガー)・ミッチェル(Edgar D. Mitchell)
ミッションの目的 (Mission Objective)
初の高地の探索。初の月面での紫外線/スペクトル分光カメラの使用。
ミッションの成果 (Mission Result)
ドッキングリングの切り離し装置の異常のため、当初の予定3月17日から約1ヶ月遅れての打ち上げとなった。 S-IVBは切り離し後、APSヘリウムレギュレータの不調のため予定の軌道に入らなかった。その後S-IVBはトランスポンダの不調のため行方不明となったが、アポロ12,14,15号の設置した月震計より、月面の衝突位置と時刻が推定された。月への飛行中、一時CMの慣性航行データの紛失によりナビケーションが出来なくなったが、コンピュータプログラムの書き換えにより解決した。 LMがCSMから切り離されたのち、CSMのYawジンバルサーボ不調のためSPSの振動が発生し、LMは降下せずにCSMとのランデブーを続け待機した。しかしミッション継続には問題ないとの判断が下され、LMは6時間後にやっと降下を開始した。ヤングとデュークは合計20時間14分、3回のEVAで 27 kmを走破し、94.7 kgものサンプルを採取した。飛行士がCSMに戻り、LMを切り捨てた後、ガイダンス・ナビゲーションシステムの不調によりLMが回転をはじめ、予定した落下コースに入らなかった。その後LMは約１年間にわたって月軌道にとどまった。 CSMに搭載された質量スベクトロメータ(orbital mass spectrometer)は展開せず、切り離された。 SPSエンジンに発生したジンバルサーボ不調のため、月軌道上での観測は1日短縮された。また軌道修正がキャンセルされたため人工衛星は楕円軌道に放出された。このため人工衛星の寿命は約１ヶ月(予定では一年)となってしまった。地球に戻る途中、マッティングリーが1時間24分のEVAを行い、SIM Bayからフィルムを回収した。
Parameters
離陸時重量	2,921,005(kg)
月周回数	64
飛行時間	265:51:05(11日と1時間)
着陸地点	デカルト高地(Descartes Highlands) 8.97 degrees South, 15.51 degrees East
着水日時	1972年04月27日 19:45:05 UT (14:45:05 EST)
着水場所	太平洋:0 deg 43 min S, 156 deg 13 min W:クリスマス島の南東215マイル
回収空母	U.S.S Ticonderoga