ウイーンとヴァッハウ渓谷への個人旅行

KLM B737-800 ウィーン国際空港着陸

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エコノミー・コンフォート席


今回5泊7日の遅い夏休みを取って、ウイーン一都市滞在&郊外のヴァッハウ渓谷観光をしてきました。 エアラインは割安のKLMアムステルダム乗継便をオンライン予約。しかし予約時期が遅かったため、ちょっとお高いエコノミー・コンフォートゾーンの席しか取れませんでした。 しかし搭乗時間の長い国際線で「10cm広い足元」の効果は絶大。思いっきり足を延ばしてゆったりすることができました。 座席の位置は、通常ビジネス/ファースト席が置かれる“エンジンより前”の位置なので、エンジン音も聞こえず静か。 しかも2人席なので、気兼ねなくいつでも席を立つことができ、とても快適。結果往復ともエコノミー・コンフォート席で正解でした。

CAT:シティ・エアポート・トレイン


今回到着が夜遅く(19:05からさらに遅れ)、また出発が早めの時刻(09:25)となったため、空港-市内間の移動には、少々高くても楽チンなCATを利用しました。 本数はあまり多くなく1時間に2本(毎時6分と36分発)ですが、車内はゆったりしており、スーツケース置き場もあるので快適です。
ウイーン国際空港バゲッジクレームの各レーンごとに、しつこいくらい券売機が置かれており、手軽にチケットが買えます。 支払いはクレジットカードが利用可能。料金は片道EUR12ですが往復だとEUR19。これは往復買うしかありません。 なおオフィシャルサイトからオンラインで買うとさらに安くなるようです。 Mitte駅では限られたエアラインのみとなりますが、チェックインサービスもあります。 Mitte駅には日曜夜まで営業しているスーパー“SPAR”があります。 しかし日曜日は他のお店が閉まっているため、夜ともなるとレジが大混雑です。 夜ウイーンに到着するなら、空港到着ロビーにある“SPAR”を利用することをお勧めします。

ホテル:ヒルトン ウィーン


ホテルは空港からの直通電車:CATが発着するMitte駅前のHilton Vienna am Stadtparkを選択しました。 地下鉄駅も市電の駅も近いので移動にも便利です。 またアメリカタイプのホテルなので、ヨーロッパにしては部屋が広く、また最近改装したこともあり、とても快適でした。 朝食ビュッフェは毎日同じメニューなのが難点ですが味は問題なし。
コーヒー(コーヒーメーカー)と紅茶(フレーバーティー)のメニュー取り揃えは幅広く、毎日いろいろな味を楽しめます。 ヨーロッパらしくチーズやハムの取り揃えも豊富なのがうれしいところです。 さらに出口には果物や水、お菓子が並べられており、好きなだけ取っていけます。 そしてお風呂ではアヒルのマスコットがお出迎えしてくれます。 従業員のユーモアなのか、毎日洗面所のフェイスタオルが折り紙よろしくいろんな形に折られていたのが楽しかったです。

交通手段は8日間パスで


ウィーン市内の交通手段は、今回2人で4日間観光ということもあり、8日間パス:8-Tage-Klimakarte(EUR38.40)を利用しました。 これは1枚のチケットに8か所刻印できるエリアがあり、毎日折って刻印機に通します(切り離し無効)。 2人で利用するときは、毎日2か所に刻印します。 チケットは国鉄OBBの赤い自動販売機で、支払いはクレジットカードが利用可能。 1日3回以上利用するとお得になる計算です。
初日は主に徒歩でめぐり、2日目は郊外・ヴァッハウ渓谷に出たため、毎日3回も利用するかしないかの状態でしたが、 後半2日は買い物や夜景見物で、一駅ごとに市電を降りたり地下鉄を乗降したりで、完全に元を取り、お得に利用できました。 ただ、滞在中一度も検札に会わなかったことを書き添えておきます。

一日め:市内観光


8月も末日というのにヨーロッパらしからぬ30度越えの暑さのなか、 朝一番にMitte駅で8日間パスを購入したらさっそく観光に出発です。 まずは地下鉄KARLSPLATZ駅で降り、オペラハウスことウィーン国立歌劇場:Wiener Opernballに向かい、見学ガイドツアーの時刻を確認します(後述)。 時刻が確認できたら近くの観光案内所でお散歩用の地図をもらい、今度はケルントナー通りを散策します。
皇帝納骨所があるカプツィーナ教会:kaisergruft は、時間が早かったため 身廊 のみを見学。ケルントナー通り沿いにスワロフスキーを覗いたり、ウインドーショッピングをしてそぞろ歩く間に、街のシンボル シュテファン寺院 に到着です。 ウィーン市内では毎晩、各所でモーツアルトをテーマにした観光客向けコンサートを実施しているようで、国立歌劇場にしろシュテファン寺院にしろ、とにかく客引きが激しいです。 もうすこし上品に誘えばよいのに、強引過ぎて逆に観光客は引いてしまいます。 シュテファン寺院:Stephansdomでは 身廊 の見学のほか、有料でカタコンベや北塔、南塔の見学もできます。 身廊を振り返ると、立派な パイプオルガン も見ることができます。 私たちは、エレベーターで手軽に登れる北塔(1人EUR5.5)に入ってみました。 登ると屋根のモザイク模様が手に取るようにじっくり観察できます。 また、ウイーン北側の市街が一望できます。この日は天気も良く、とても気持ちの良い時間が過ごせました。
つづいて グラーベン通り:Graben からコールマルクト通り:Kohlmarktを抜け王宮:Hofburgを目指しますが、その前に、暑さに負けて スターバックス で一休み。 王宮の入り口はいくつもあってちょっとわかりにくいのですが、個人観光客は、ミヒャエル広場正面から門をくぐったところにある、Sisi Musiumと書かれたところから入ります。 王宮では、のちのシェーンブルン宮殿見学に備えて、共通でちょっとお得な シシィチケット(Sisi Ticket)EUR28.0を購入 しました。 見学にはオーディオガイドが付属。もちろん日本語もあります。 見学はまず銀器コレクションから始まります。とにかくすごい物量。銀器だけでなく、陶磁器なども多くみられます。
しかしあまりに量が多いので、ここでじっくり見学を始めてしまうと、後々疲れてしまうのでご注意。 コレクションを見終わると売店を抜けて今度はシシィ博物館へ。シシィこと皇妃エリーザベトにまつわる展示が楽しめます。 そしてそのまま王宮の各部屋へとつながります。ところどころ端折っても、見学時間は1.5~2時間程度は必要です。 初日ということもあり、ここで一旦ホテルに戻ります。Mitte駅で水と滞在期間分のビールを買い込み、ホテルで一休み。
つづいて15:00からのウィーン国立歌劇場見学ガイドツアーに向かいます。 ほぼ20分前には扉が開き、あたりで待っていた観光客が続々と入っていきます。 入ると言語ごとに掲げられたプラカードの下でツアー開始を待ちます。 時間になるとガイドさんが先導してくれ、ツアーの始まりです。
まずは客席に入り、10分ほど、歌劇場や舞台その他の説明を聞きます。そして エントランスの階段 、ホール、2つのバンケット、 特別室 などそれぞれで説明を受けて終了。 最後にガイドさんに拍手を送って、売店から外に出ます。 売店では、歌劇場やオペラ、クラシックにまつわるグッズやCDが買えます。
そのあとはケルントナー通りに戻り、お土産屋さんを覗いたり、熱い日差しに対抗するためサングラスを売っているお店を探したり。 16:00にはおなかが減ったので、通りにあるシーフードのお店:ノルトゼー(NORDSEE)でお魚のフライをいただきました。
一休みした後は、国立図書館ブルンクザール:Prunksaalを見学します。 まるで 教会のような豪華な造り に目を奪われます。 入り口がちょっとわかりにくい ためか、観光客はとても少なかったのですが、おすすめの見学ポイントです。 あとは スペイン乗馬学校の窓から白馬を覗き 、カフェ デメル(DEMEL)で定番のザッハトルテを買い、 ペーター教会 を見学します。 17:00頃訪れたペーター教会ではミサをやっており、パイプオルガンの演奏が楽しめました。
そして最後にホテルに戻る道すがら、市立公園(Stadpark)のヨハン・シュトラウス像:Johann Straus Denkmalを見学します。 緑が多い公園で、びっしり並んだベンチには、多くの人がくつろいでいます。 夜はホテルでコーヒーとザッハトルテをいただきました。

ウィーン国立歌劇場見学ガイドツアー


オペラハウスことウィーン国立歌劇場はガイドツアーで見学することにしました。 毎日の実施時刻は、正面向かって左端のガイドツアー入り口近くに掲示されています。 まずは朝最初に時刻を確認するとよいと思います。 8/31(月)は13:00、14:00、15:00の三回。それまでは10:00~16:00までの毎時、合計7回あったようですが、夏休み期間の終わりとともに少なくなったのでしょうか・・・ 言語はドイツ語、英語をはじめ6か国語で開催。各言語ごとにグループ分けして館内を徒歩でめぐります。 各国語に堪能な歌劇場のスタッフがガイドをしてくれ、館内の写真撮影も自由です。 ただ日本語ガイドツアーは限られた時間のみとなるので注意が必要です。これも実施時刻のそばに掲示されています。 チケット発売はツアー開始の20分前から。それまでは入り口は閉じています。ツアー自体は約35分間です。

二日め:ヴァッハウ渓谷とドナウ川クルーズへ


今回の旅行のハイライトの一つ、ヴァッハウ渓谷へのエクスカーションへ出発です。 チケットは往復の鉄道切符と、ドナウ川クルーズ、Melkの修道院(ABBEY MELK)のバウチャーがセットになったコンビチケット: ヴァッハウチケット:Wachau-Ticket(国鉄OBBのサイト) の利用が便利です。 国鉄OBBの赤い自動販売機で、EUR51で購入できます。 コースはWien Westbahnhof(西駅)からMerkを鉄道で、MerkからKremsまで船に乗り、KremsからWien Franz-Josef駅に戻るルートと、その逆のルートが選べます。
また、クルーズ船は DDSG Blue Danube BRANDNER Sightseening Cruises の二社が運航しており、乗船前に好きなほうのチケットオフィスでバウチャーを提示します。 鉄道も船も時刻の制限はなし。時刻表を見て好きな列車・船に乗れます。 Melkの修道院も、入場前にチケットオフィスでバウチャーを提示し、チケットに交換してもらいます。 なおCOMBI TICKETS WACHAUは、購入日から10日間有効です。 ドナウ川クルーズでは、Melk / Altarm、 Emmersdorf、Spitz、(Weisenkirchen)、Durnstein、Krems / Steinに寄港します。 チケット交換時に希望すれば途中下船も可能です。 特にデュルンシュタイン:Durnsteinの街は評判が良いので、我々も寄港してみることにしました。

Merkと修道院


西駅の出発は、国鉄OBBのサイトのお勧めに従って09:00発の列車で。 列車はホームに10分前には入線。満員というほどではありませんが、そこそこ席も埋まります。 Merkに到着する数分前から、右手車窓に大きな黄色い修道院が見えてきます。
Merkにはほぼ定刻10:17に到着。新しくてきれいな駅です。駅でトイレに寄ったらMerkの散策を開始。
まずは教区教会に立ち寄ってみます。外見は地味で質素な感じの教会ですが、ステンドグラスはなかなか美しいです。 そして メインストリートHauptstr を散策しつつ、急な坂を上ると、その先に修道院:STIFT MELKがあります。 修道院は入ると博物館的な作りとなって、凝ったディスプレイで修道院について知ることができます。 が、団体客の利用が多く、間をぬって通るのが大変です。建物を抜けると眺めの良いテラスに出ます。 Merkの町とドナウ川が一望できます。さらにその先は図書館。国立図書館ブルンクザールと同様重厚で荘厳な作りです。
さらに荘厳な付属教会を見学した後売店でゴールです。 ここの売店では名品のあんずを使った製品が買えます。
修道院のゲートにあたる部分には売店と、その上には展望台があります。 この展望台は修道院のチケットで入場可能。 さらにその横には庭園が広がっており、奥にはGartenpavirionという建物が建っています。 この中にはちょっとしたカフェもあります。
ベンチに座って修道院の見学につかれた足を休めるには良い庭園です。
ここまで見学するとちょうどお昼。おなかがすいていればMerkの町でお昼ご飯とするところですが、ホテルの朝食で満腹にしてきた私たちはまだおなかが減らず、街を散策した後は船乗り場で1時間ほどのんびり座っていました・・・

ドナウ川クルーズ


修道院をでて坂を下り、Hauptplatz(ハウプト広場)から川のほうへ、さらに川に沿って修道院の裏側の車道:Wachauer Straseから、遊歩道のようなピオニーア通り:Pionier Straseに入ると、広場から10分くらいで遊覧船乗り場に着きます。 道沿いに歩くとまず茶色い三角屋根のDDSG Blue Danubeのチケットブースが見えてきます。そしてその奥には白くて四角いコンテナのようなBRANDNER Sightseening Cruisesのチケットブースがあります。 サービス内容はどちらもほぼ同じ。私たちは、出航が5分早いBRANDNER Sightseening Cruisesを選ぶことにしました。 チケットブースのお姉さんは気さくにクルーズの案内をしてくれます。 Durnsteinでのstop over(途中下船)を申し出ると「OK大丈夫!大丈夫!」とチケットにペンで「Durnstein」と書き加えて渡してくれました。

出航は13:45。 クルーズ船はそのほとんどがレストラン席となっていて席は自由です。 しかしそのまま継続して乗船するお客さんや、団体客のReservedの席も多いので、乗船開始となったら早めに乗って席を確保しましょう。

船の後尾にはベンチシートもありますが、基本はレストラン席でワインやおつまみを楽しみながらクルーズするスタイルとなります。 私たちはビールを頼み、持ってきたパンをつまみに楽しみました。 ドナウ川は川幅が広く、水量も多いのでとてもゆったりとした印象です。 ただ、船から見える観光スポットは古城が2つ3つとブドウ畑、そして途中に立ち寄る街の風景程度と、 ドイツ:ライン川クルーズと比べると少な目。 ほとんどのお客さんは景色もそこそこに飲み食いして騒いでいます(笑)。 当日は30度越えの異常な暑さで、クルーズ船には空調がないのか、船内もやや熱気に満ちていました。
出発から1時間もすると後尾のベンチシートもがら空きになるので、デッキに出て風に当たるのもよいかもしれません。 予定通り1時間20分の航海のあと、15:05にDurnsteinに上陸です。

Durnstein(デュルンシュタイン)


とても古くて小さな町です。観光ポイントはメインストリートHauptstrの街並みと修道院教会の2つ。 山の上にはケーリンガー城址もありますが、当日の暑さに負けて、山登りはあきらめました。 メインストリートもさして長くはなく、のんびり散策しても30分から40分で観光できます。
古い街並みを、お土産屋さんを覗きながらそぞろ歩きます。 ここにはWIESER(ヴィーザー)という名産あんずを使ったジャムやリキュール、お菓子などを売るお店が3か所にあります。 お土産の定番ショップです。 そのほかにもお土産品を扱うかわいらしいお店やレストランも多く、街並みを眺めるだけでも楽しめます。
そして修道院教会Stift Durnsteinを見学します。 意外と観光客の姿は多くなく、あまり広くはない静かな敷地をゆったりと散策できます。 入るとまずは付属教会。こちらも荘厳な作りです。ほとんど人はおらず、しんと静まり返った内部はまさに敬虔な感じ。
外が暑くても教会内は涼しく、しばし休憩します。 黄色、青、グレーをあしらったカラフルな修道院の建物を眺めながら テラスに出る とクルーズ船乗り場が目の前。ドナウ川の眺めが目前に迫ります。 修道院の見学時間は20分程度です。

DurnsteinからKrems、そしてウイーンへ


16:30頃にはDurnsteinの見学も終わりましたが、Kremsへ向かう船の出発時間17:30と1時間もあります。 またKremsに着いても船着場から駅まで1.5kmも離れています。
そこで我々はDurnsteinからKrems駅前まで路線バスで移動することにしました。 このとき活躍したのがiPhoneアプリの“AnachB|VOR”です。 ITS Vienna Region (ITS)が提供する、非常に強力な乗換案内アプリです。 バスや鉄道などの交通機関はもちろん、自転車や徒歩のルート案内機能もあるので、ただ目的地を指定するだけで、現在位置から近くのバス乗り場への徒歩ルートも含めた案内をしてくれます。 これによるとDurnstein駅の近くにあるDurnstein Parkplatz Ostというバス停から18分でKrems駅まで運んでくれます。 バス代は確かEUR2.5程度だったと思います。車窓からKremsの街の見学をしつつ、すんなりと駅前に到着しました。 この後もウイーン滞在中はいろいろな場面でこのアプリにお世話になりました。
  • AnachB|VOR

    Verkehrsauskunft Osterreich 旅行 無料

    ITS Vienna Region (ITS) とオーストリアのEastern Region Travel Association (VOR)が提供する乗換案内アプリです。 バスや鉄道などの交通機関はもちろん、自転車や徒歩のルート案内機能もあり、オーストリア/ウイーン近郊を個人旅行で移動するには必須のアプリです。


Wachau-Ticketの終着駅はFranz-Josef駅ですが、1駅手前の地下鉄の接続があるSpittelau駅で乗り換えます。 ホテルに戻ると20:00頃。夕食はMitte駅の2階にあるフードコートで。 なぜかここはアジア系のレストランが充実していてどのお店も人気。ちょっと変わったお寿司のお店もあります。 私たちはこの中の“ra'mien go”というお店でベトナム風の麺:ph?にお肉と野菜が乗った不思議などんぶりメニューを食べました。 これが意外とおいしくGOOD。 ただ(ウイーンはどこも物価が高いですが)ノンアルコールドリンクとどんぶり2人分でEUR20近くかかりました。

三日め:シェーンブルン宮殿と夜景見学


前二日と打って変わって、後半二日は気温20度に満たない涼しい日となりました。 特に三日めの朝は雷鳴響く嵐の朝。急激な気温の変化は旅行者泣かせです。 事前の天気予報である程度予想して、Tシャツから厚手のジャケットまで取り揃えていったのが功を奏しました。
雨がぱらつく中、地下鉄Schonbrunn駅を降り、シェーンブルン宮殿:Schonbrunnerへ。 駅から宮殿入り口までは5分ほど歩きますが、観光客がそぞろ歩いているので、列についていけばOKです。 宮殿入ってすぐ、左手にチケットブースがあります。私たちは王宮でシシィチケット(Sisi Ticket)を購入していたので、直接宮殿の入り口(向かって左手)に向かいます。 宮殿のチケットには入場時間の制限がありますが、シシィチケットはこれもなく、好きな時間に入れます。
9:30頃宮殿に着きましたが、荒れていた天気のせいか、それとも夏休み期間を少しずれていたせいか、特に混雑も行列もしていませんでした。 入り口でオーディオガイドを受け取って、日本語で説明を聞きながら広くて豪華な館内を巡ります。 オーディオガイドはかなり詳しく、じっくり聞いているとなかなか次の部屋に進めません(笑)。 オーディオガイドの受け取り口で申告すると、紙に印刷した説明書がもらえます。時間のない人はこれもよいかも。
館内の素晴らしい装飾もそうですが、各部屋に設置された意匠のきいた、大きな陶器製の「ストーブ」も気になりました。 館内の見学に要する時間は40分~1時間程度。売店を抜けて出口にたどり着くと10:30。 そのころにはすっかり晴れあがってちょっと暖かくなりました。
つづいて宮殿の向かって右手の入り口から庭園に入ります。 庭園の見学は無料、ただひたすら大きな庭園を散策します。 宮殿正面にある噴水 「ネプチューンの泉」 が遥か彼方に見えます。 宮殿正面から噴水までは徒歩で10~15分くらい、ここから丘を登って展望テラスとカフェのある 「グロリエッテ」 まではさらに徒歩で10~15分くらいかかります。 しかし グロリエッテからの眺望 は絶景。宮殿を超え、さらにウイーン市街まで見渡せます。 また「ネプチューンの泉」は裏に道がついていて、泉のしぶき越しに宮殿を眺めることもできます。 そして展望テラスにいたるまでに庭園の左右に続く 並木道 は、のんびりと馬車が走っていたりしてよい雰囲気です。 ぜひともここまで足をのばしてください。

王立家具博物館:Kaiserliches Hofmobiliendepot


つづいて同じシシィチケット(Sisi Ticket)で入場できる王立家具博物館に行ってみることにしました。 ウイーン西駅で地下鉄U3に乗り換え、Zieglergasseから歩くのですがこれがとても分かりにくい。 賑やかな 歩行者天国のMariahilfer Strase から横道に入り、とてもとても 博物館の入り口には見えないところ を入ります。 iPhoneのマップでナビゲーションしてようやく到着しました。 このような立地のせいか訪れる人も少なく、なかは閑散としています。 展示されている家具もあまり整理されておらずちょっと残念。 ただしここではマダムタッソー蝋人形館の制作による、シシィこと皇妃エリーザベトの超リアルな蝋人形に会えます。 見学に必要な時間は1時間弱、さらっと回れば30~40分で楽しめます。

ウィーン最古のレストランでシュニッツェル


つづいてウイーン市街に戻り、ブルク庭園にある、花壇のト音記号の前に立つモーツァルト像を見学。 しばしベンチで休憩した後、市電でぐるりと回って、ドナウ運河に面した シュヴェーデンプラッツ : Schwedenplatz 近辺を散策することにしました。 残念ながらこのあたりのドナウ運河は特に美しいわけでもありませんでしたが、街はいわゆる「観光地」とはちょっと違う繁華街。 地元の人になった感覚で街を楽しむことができます。ハードロックカフェもこの界隈にあります。
そして13:00すぎに、たまたま前を通った、ウィーン最古のレストランというグリッヒェンバイスル:Griechenbeislで遅めの昼食にしました。 まるで 映画か劇のセットのような古風な作り の建物で、伝統のウイーン料理とワインを楽しむことができます。 時間が遅かったせいもあり、お店はとてもすいていました。 頼んだメニューは、超定番の ヴイーナー シュニッツェルとグーラッシュ、そしてグラスワイン 、どちらもそこそこボリュームがあるので、1点づつたのんで2人でシェアするとちょうど良い感じです。 帰りには、日本語の、お店の歴史を紹介したパンフレットもくれます。お店自体がちょっとした観光地です。
そのあとは仕掛け時計の「アンカー時計:Ankeruhr」(仕掛けの動く時間に通れませんでした)や、ウィーン最古の 「ルプレヒト教会:Ruprechtskirche」 (午前の短時間しか開いていないため中は見られませんでした)を観光し、市電でホテルに戻ります。 またまたホテルに戻る道すがら、市立公園(Stadpark)のヨハン・シュトラウス像を見学。iPhoneの壁紙用に、より良い写真の撮影に挑戦です。 そしてMitte駅のスーパー“SPAR”でお土産のチョコレートなどを買って帰ったのでした。

夜景見学と市庁舎の音楽映画フェスティバル


ウィーン市庁舎 : Wiener Rathaus前の広場では、毎年夏(7月頭から9月頭まで)、超巨大なスクリーンを設置して、無料で音楽映像が楽しめるTHE FILM FESTIVALが開催されます。 周りにはおいしそうな出店が並び、ビールや食事を楽しむこともできます。 この日の夜は午後7時半ごろから、ウィーンの夜景見学と音楽映画フェスティバルに出かけました。
空はあいにくの小雨が降ったり止んだりでしたが、おかげで濡れた道が輝いて、夜景を楽しむにはベストでした。 市電でオペラハウスからヴォティーフ教会までめぐり、ライトアップされた建物の夜景を楽しみます。 そしてTHE FILM FESTIVAL。驚くような高解像度の大画面とクリアなサウンドで、臨場感満点に音楽が楽しめます。 私たちが訪れたときはちょうどオペラを上演中でした。 あいにくの天気でしたがお客さんもたくさん集まり、出店の盛況、良い匂いが漂ってきます。 ひとしきり雰囲気を楽しんだ後は、王宮、そして シュテファン寺院 まで足を延ばし、夜景を堪能し21時半ごろにホテルに戻りました。 シュテファン寺院は夜も中に入ることができ、昼間とはまた違う 荘厳な雰囲気の身廊 を見学することができます。

四日め:美術史博物館、モーツアルトハウス、ペーター教会のオルガンコンサート


一週間の旅行も移動の関係で現地観光は四日めが最終日。 美術史博物館と、あとはこれまでに行けなかった観光ポイントを拾って回ります。 最初に訪れたのは、グスタフ・クリムトの有名な絵画「接吻:Der Kus」を展示するベルヴェデーレ宮殿:Schloss Belvedereの上宮です。 オープンは10時ですが、30分以上前に着けば、ほかの観光客もほとんどいない中、池に映る宮殿の美しい写真が撮れます。 しかしあまりクリムトに興味のない我々は、ひとしきり建物の写真を撮った後は、博物館に入ることなく次のポイントへ(笑)。 前日夜景を観光した ヴォティーフ教会:Votivkirche に向かいましたが、こちらはその日たまたまなのか、オープンが午後からということで、外見の見学だけであきらめました。

次に向かったのは美術史博物館:Kunsthistorisches Museumです。 重厚な宮殿のような建物、内部の装飾もきらびやかで、建物だけでも見学の価値ありです。 チケットは一人EUR14.00。クレジットカードが使用可能な自動販売機があるので、こちらを使うとあまり並ばずに済みます。 入ったらまずは地下のクロークでリュックなどの荷物を預けます。
ここに無料の日本語館内案内図もあります。 館内は中央階段の左右にぐるりと“コ”の字型に展示室が並んでいます。さらに展示室は外側と内側の二重構造になっており、ところどころ改装中なのか通れない部屋もあります。 このためすべての展示室を巡るのは至難の業です。館内案内図を参考にして迷いながら巡りましょう。 美術史博物館の見学にかかる時間は、有名作品を中心に足早に見ても約2時間弱程度は必要でした。 中央階段の壁面にかかれたグスタフ・クリムトの絵画 や、絢爛豪華なカフェ、ミュージアムショップの見学も忘れずに。 また近くにはミュージアムクォーター:Museumsquartierと呼ばれる複合美術館もあります。 入り口にはMQポイントという小ぢんまりとしたショップもあり、アートな文房具などのお土産も買えます。
さて、ここまで巡ると今回観光を予定していたポイントもほぼ完了。 あとは思いつくままお土産屋さんなどを巡ります。 オペラ座にほど近い「ワルツ」では日本人の店員さんに日本語の解説と、まさに日本人観光客向けのお店ですが、いかにも「お土産品」なものしかなく、現地の「ちょっといいもの」を探すことはできません。 つづいて同じくオペラ座にほど近いショッピングセンター「リンクシュトラーセ・ギャラリー:Ringstrasengalerien」を尋ねました。 スーパー、インテリアショップ、そして衣類のブティックや文房具などの小売店が入っています。 ただどのお店もちょっと小さく、ごく普通なものしかないのが残念。 ちょうどお昼になり、朝から歩き回って疲れたので、Mitte駅の中華ファーストフード:Mr. Lee/Quick Leeで昼食を購入し、いったんホテルで休憩しました。
ペーター教会:Peterskircheでは平日15:00から無料のオルガンコンサートが開かれます。 観光客に人気で、10分前には着かないと座る場所がなくなるほどです。 さほど大きくない教会ですが、パイプオルガンのサウンドは荘厳。しばし厳粛な気分に浸れます。 我々は2曲ほど聴き 、20分ほどで出てきましたが、コンサートはまだまだ続きそうでした。 無料とはいえ、出口で心づけを渡します。
そしてまた街のシンボル:シュテファン寺院:Stephansdomとその周辺へ。
寺院の向かいにあるチョコレートショップでは、モーツアルトがデザインされたいろいろなチョコを買うことができます。 店内一杯に甘い香りが漂っています。 そしてウィーン土産の定番:ウエハースのManner(マンナー)のショップへ。 小さなショップに、ウエハースをはじめとするMannerのお菓子がぎっしり。お菓子だけでなくキーホルダーやバック、ボールペンにストラップ、その他さまざまなオフィシャルグッズが買えます。 店内はあのピンク色一色、そこへ観光客が押し寄せるのでもう大変。 入ったらすぐレジにつながる行列について、会計までの店内を一周する間に商品を選ぶ感じです。
最後の観光に選んだのは、これまたシュテファン寺院に近いモーツアルトハウス:Mozarthaus Viennaです。 入場料はEUR10。18:30まで入場可能で観光客に便利。 入り口はちょっとわかりにくいところにありますが、中は博物館としてよく整備されています。
博物館自体はかつてモーツアルトが数年間過ごした家とのことですが、その後オーナーは転々としたようで、遺物らしいものも残っておらず、主にあとから収集・整理されたドキュメントなどの展示がメインです。 ここでも無料で日本語のオーディオガイドを借りることができますが、この解説がまたとても長い! すべてを残らず聴けば、ちょっとしたモーツアルト博士になれそうですが、何時間かかるかわかりません・・・ 適当にスキップしまくっても1時間は楽しめました。 またミュージアムショップではアパレルからお菓子、本にCD、文具にぬいぐるみまで、モーツアルトをモチーフにした数々のお土産が買えます。
あとは周辺を思いつくまま散策。ショップやお土産屋さんを覗いたり、またまたカフェ デメル(DEMEL)で、今度はザッハトルテとは異なるケーキを買ったり、ザッハー直営ショップ:ザッハー・コンフィズリーを覗いたりして最終日の夕方の時間を過ごします。 ここで一軒、ちょっと良いお土産屋さんを見つけたのでご紹介します。王宮、そして国立図書館ブルンクザールにほど近いAugustiner strase沿いにある「Austria Corner Amadeus」というお店です。
Tシャツやキーホルダー、チョコレートなどのいわゆるお土産屋さんのお土産だけでなく、布製品やカップ・食器、クリスタルなどの工芸品やアクセサリなども置いているのが特徴です。 普通のお土産とはちょっと違うものを見つけられます。 そして最終日の夕食は、スーパーで「Susi」とサンドイッチを買って、ケーキとともにホテルでいただいたのでした。

空港へ、そして帰国


帰国便は09:25発、Mitte駅を06:36発のCATに乗って空港に向かいました。 帰りもアムステルダム経由のためKLMの国内線を利用、空港ではターミナルまで結構歩かされました。早めに出てきて正解です。 空港ではたっぷり1時間の余裕で、Manner(マンナー)のショップなど、またお土産屋さんの散策をしました。 アムステルダム発の飛行機は、直前にゲートの変更があったのですが、 スキポール空港のオフィシャルアプリにフライトを登録していたのでiPhoneに通知が届き、すぐに知ることができました。 今や海外旅行でも各スポットのオフィシャルアプリと、データ通信の確保は必須ですね。

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