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写っているものを解読してくれるビジュアルインテリジェンス(Visual Intelligence)の使い方

ビジュアルインテリジェンス(Visual Intelligence)とは

これは周囲の物体や場所を識別し、カメラに写っているものを解読してくれる機能で、 Apple Intelligence が有効な時に使用できる機能です(iOS18.2以降)。
写真に写っているレストランなど、ビジネス施設に関する詳細情報 (営業時間、利用可能なサービス、連絡先情報など) を取得したり、 写真に写っているテキストを要約および翻訳したり、読み上げたり、 写真に写っているものの情報を、ChatGPTに求めることができます。

ビジュアルインテリジェンス(Visual Intelligence)の使えるデバイス

ビジュアルインテリジェンスが使えるデバイス
シリーズ モデル
iPad Pro 対応無し
iPad Air 対応無し
iPad 対応無し
iPad mini 対応無し
iPhone iPhone 16e (2025)
16Pro/Pro Max (2024)
16/16 Plus (2024)
15Pro/Pro Max (2023)
(iPhone 15 / 15 Plus は非対応)
iPod touch 対応無し
Apple Watch 対応無し
Mac 対応無し
*15Pro/Pro Maxで使用するには、iOS18.4以降にアップデートする必要があります。

ビジュアルインテリジェンスを起動する方法

iPhoneのカメラコントロールボタン
(カメラ)アプリが起動していない状態 カメラコントロールボタン をクリックして押し続けると、Visual Intelligenceモードが起動します。 あるいは コントロールセンター(Visual Intelligence) アイコンをタップするか、 アクションボタン にビジュアルインテリジェンスを割り当て、これをクリックします。
iPhone ビジュアルインテリジェンス画面には、カメラで撮影している画像、写真撮影ボタン、「質問」ボタンと「検索」ボタンがあります。
iPhone Visual Intelligence を使用するには、見ているものの写真を撮る必要があります。 カメラコントロールボタンまたは画面の写真撮影ボタンで写真を撮ると、このような画面になります。 つづいて「質問」または「検索」オプションを選択します。 あるいは写っているものに応じて表示される、各種アイコンをタップします。
Visual Intelligenceはライブカメラビューでは機能せず、以前に撮影した写真も使用できません。

ChatGPTに情報を問い合わせる

写真に写っているものの情報を、ChatGPTに求めることができます。 ただし事前に Siriの設定画面で「ChatGPTを有効にする」を選択 しておく必要があります。
iPhone ビジュアルインテリジェンス画面で写真を撮った後、「質問」をタップすると、このような画面になります。 表示されている内容が取り込まれてChatGPTに送信され、より詳しい情報を取得できます。
あるいはテキスト入力エリアで、写っているオブジェクトについて「これは何ですか?」などと質問します。 画面の下部にあるテキストフィールドにフォローアップの質問を入力または音声入力できます。 商品や製品の画像を見せれば、その説明が表示されるだけでなく、それをWebショップで購入することもできます。 方程式見せれば、それを解くこともできます。
iPhone しばらく待つと、このように写っているものの説明が読めます。
しかし見た目をそのまま形容しただけの、中身のない回答。 残念ながら、まだ“インテリジェンス”と呼ぶほどのものではありません。

Googleで類似画像を検索

写真に写っているものを識別し、類似のアイテムを Google で検索できます。
iPhone ビジュアルインテリジェンス画面で写真を撮った後、「検索」をタップすると、このような画面になります。 表示されている項目が取り込まれて送信され、同じような画像がGoogleで検索されます。
iPhone しばらく待つと、このように写っているものの画像検索結果が読めます。
しかし昔からあるGoogle画像検索と同様の回答。 残念ながら、まだ“インテリジェンス”と呼ぶほどのものではありません。

場所に関する情報を取得する

写真に写っているレストランなど、ビジネス施設に関する詳細情報 (営業時間、利用可能なサービス、連絡先情報など) を取得できます。 ビジネスによっては、レビューや評価を表示したり、予約をしたり、配達を注文したりすることもできます(米国でのみ利用可能)。 カメラコントロールをもう一度クリックするか、画面上部のビジネス名をタップし、ビジネスに応じて次のいずれかを実行します。
営業時間を表示するには、「スケジュール」をタップします。
配達注文をするには、「注文」をタップします。
提供されるメニューまたはサービスを表示するには、「メニュー」をタップします。
予約するには「予約」をタップします。
企業に電話をかけたり、企業のウェブサイトを閲覧したりするには、 (その他) をタップします

テキストを操作する

iPhone 写真に写っているテキストを要約および翻訳したり、読み上げたりすることができます。 テキストを撮影したときに表示される「翻訳」または「要約」をタップします。
iPhone 電話番号やメール アドレス、Web サイトなどのテキスト内の連絡先情報を識別し、テキストの種類に応じて電話を掛けたりメールを送信したりWebサイトを開くといった、アクションを実行することもできます。
これはiOS15から搭載された Live Text と同様の機能です。

ポスターやチラシに書かれた日付情報からカレンダーにイベントを追加する

ポスターやチラシ、手書きメモなどを写すと、そこに書かれている日付情報を読み取って、カレンダーにイベントを追加することができます。 日付のあるポスターなどのドキュメントを表示し、カレンダー登録機能がポップアップ表示されたら日付をタップします。 この機能はiOS18.3以降で使用可能です。

植物や動物を識別する

動物や植物を写すと、タップ可能なバブルが表示され、何を見ているのかがわかります。 これをタップすると、さらに詳しい情報が表示されます。 この機能はiOS18.3以降で使用可能です。
これはiOS15から搭載された Visual Look Up と同様の機能です。