• 記事をシェア
  •  
  •  
  •  
  • B! 
  •  

自作したMSFSアドオンコンテンツをFlightsim.toで配布する方法

あなたが作成したMSFS用のアドオンコンテンツを、多くのユーザーに使ってもらうために、サイトFlightsim.toで配布しましょう。 ここではFlightsim.toへのコンテンツのアップロード方法を解説します。
Flightsim.toへコンテンツをアップロードするには、ファイルサイズやファイル数など、数々の制約があります。 また、事前に準備しておくべきものもいくつかあります。 アドオンコンテンツを開発する前に、この手順に目を通しておくことをお勧めします。

Flightsim.toとは

ユーザーが開発した、Microsoft Flight Simulator用の Mod、リバリー(Livery:航空機のカラーリング)、シーナリーなどのアドオンが集められているWebサイトの一つです。 サインインすれば基本すべての機能が無料で使用できますが、有料Premium会員になると、ダウンロード速度が速くなったり、広告が表示されなくなったりします。
詳しくは、下記のページをご参照ください。

Flightsim.toへのコンテンツのアップロード方法

PC Flightsim.to のWebサイトを開いてログインし、画面の右上にある、あなたのアカウント名をクリックします。
PC すると、右図のようなメニューが表示されます。 「My Uploads」をクリックします。
PC 右図のような画面になります。 緑色の「+ New Upload」ボタンをクリックします。
するとここでコンテンツのアップロードに関する注意事項が表示されます。 このページは、あなたが初めてアップロード操作をするとき、1回だけしか表示されません。 内容をよく読んでください。
この記事の一部については、下記のページでも読むことができます。
PC 次にこのようなページが開きます。 このページの各項目を埋めて、ページの一番下にある「Submit File」ボタンをクリックするだけで、アップロードは完了します。 各項目を順にみていきましょう。
File Title 欄には、アドオンコンテンツのタイトルを入れます。 単純明快でキャッチーな名前を付けましょう。
Who created this? 欄には、アドオンコンテンツの開発者の名前/ペンネームを入れます。 初期値には、あなたのFlightsim.toのアカウント名がセットされています。
Category 欄には、アドオンコンテンツのカテゴリを、ドロップダウンメニューから選択します。 非常に多くの選択肢があります。 あなたのコンテンツに最もふさわしいものを選択してください。
例えばGoogleマップから生成した、街全体のシーナリーは"Scenery Enhancements > Cities"が良いと思います。 この場合は、場所(国名)の選択肢も表示されるので、シーナリーの存在する国を選択します。
PC Affiliation (所属) 欄には、あなたのアドオンコンテンツが関連する、他の航空機/製品の名前を指定します。 飛行機のペイント(リバリー)など、特定の航空機/製品向けの専用アドオンコンテンツを作った場合は、ここにそれを入力します。 シーナリーの場合は、通常他のアドオンや製品に属することは無いので、入力不要です。
Coordinates 欄には、アドオンコンテンツが存在する、地球上の緯度と経度をカンマで区切って入力します。 これはGoogleマップで該当部分を右クリックして調べるのが簡単です(後述)。
Detailed Description 欄には、アドオンコンテンツに関する解説文を入力します。 ここに入力した文章は、Flightsim.toのダウンロードページにそのまま表示されます。 ここには少なくとも英語の解説文が含まれている必要があります。 インストール方法やトラブル発生時の対処方法、別のコンテンツと依存関係、注意点、クレジットなど、詳しく記述しましょう。
Coordinatesの調べ方
PC Googleマップで任意の場所を右クリックすると、右図のようなメニューが表示されます。 この一番上の行にあるのが、その場所の緯度と経度です。
PC Search Keywords 欄には、ユーザーがあなたのアドオンコンテンツを検索するときに役に立つキーワードを入力します。 しかし通常、キーワードはタイトルや解説文に含まれているので、あえてここを入力する必要はないと思います。
Initial Version 欄には、アドオンコンテンツの初期バージョン番号を入力します。 通常、コンテンツのビルド時に、MSFS SDKのInspector画面のVersion欄にセットした値に合わせます。 詳しくは MSFSアドオンコンテンツ用のプロジェクトの作り方 をご覧ください。
Compatibility 欄には、このアドオンコンテンツがMSFS2024/2020のどちらで使用可能かを、ドロップダウンメニューから選択します。 もちろん「両方」も選択可能です。
PC Add Images and Screenshots 欄には、あなたのアドオンコンテンツを解説するような画像をアップロードします。 MSFSのスクリーンショットや操作方法の解説図など、アドオンコンテンツの特徴や良さが一目でわかるような画像をアップロードしましょう。 青い[Browse files]ボタンをクリックするとエクスプローラーが開くので、アップロードしたいファイルを選択します。
  • 一番最初にアップロードした画像が、コンテンツのサムネイルとして使用されます。
  • 少なくとも5枚の画像をアップロードする必要があります。
  • 最大24枚の画像をアップロード可能です。
  • 画像の解像度は最低512x512ピクセル必要です。解像度は高いほうが良いです。
  • 画像のファイル形式は.jpgまたは.pngのどちらかでなけれはいけません。ファイルサイズが小さくなる.jpg形式が推奨されています。
  • 各画像ファイルのサイズは2MB以下でなければいけません。
PC YouTube Preview 欄には、あなたのアドオンコンテンツを紹介するようなYouTubeビデオの、識別IDを入力します。 事前にYouTubeにビデオをアップロードして、公開しておく必要があります。 この項目は省略可能です。ビデオが準備できないときは入力不要です。
この下には、あなたのアドオンコンテンツのカテゴリなどによって、いくつかのチェックボックスが表示されます。 カテゴリに"Scenery Enhancements > Cities"を選択した場合は、次の2つのチェックボックスが表示されました。
Drag and Drop
あなたのアドオンコンテンツが、ただCommunityフォルダーにドラック&ドロップするだけでインストール完了する場合は、ここにチェックを入れます。 通常のシーナリーアドオンはすべてこの条件に該当すると思います。 もしユーザーの手によって設定ファイルの作成・更新など、インストール作業が必要になるコンテンツの場合は、チェックを外します。
Google Maps Import
あなたのアドオンコンテンツが、Google Mapからインポートした情報を含んでいる場合には、ここにチェックを入れます。
PC Upload your file(s) 欄で、いよいよあなたのアドオンコンテンツ本体をアップロードします。 青い[Browse files]ボタンをクリックするとエクスプローラーが開くので、アップロードしたいファイルを選択します。
  • ひとつのタイトルにつき、最大4個のファイルをアップロードできます。
  • ファイル形式は.zipまたは.rarのどちらかでなけれはいけません。追加のツール無しで解凍できる.zip形式が推奨されています。
  • 各ファイルのサイズは圧縮後2.5GB以下でなければいけません。
  • ひとつのタイトルに含まれる全ファイルの合計サイズは、10GB以下でなければいけません。
Googleマップから生成したシーナリーの場合は、Zip圧縮によりテクスチャのサイズが縮むので、圧縮前で約4~5GB程度に収まっていれば、圧縮後に2.5GB以下になると思われます。
なお、各アカウント(開発者)毎の最大アップロード可能容量は合計で25GBです。 もしたくさんのアドオンコンテンツを次々アップロードして、合計が25GBを超えそうなときは、Flightsim.toに相談する必要があります。
アップロードの条件については、下記のページでも読むことができます。
PC ファイルを選択するとアップロードが始まります。 各ファイル名の右端にある赤い「×」マークが、緑色のチェックマークに変わるとアップロード完了です。 また、ファイル一覧の下には、各ファイルの説明を入力する欄が現れます。 適切な説明文を入力してください。
PC すべてのファイルのアップロードが完了すると、ページの一番下にある「Submit File」ボタンが有効になります。 これをクリックします。
PC 右図のような画面になったらアップロード完了です。 この画面で閲覧できるビデオでは、アップロード済みコンテンツのメンテナンス方法が学べます。
場合によっては、この画面のように、Flightsim.toによるコンテンツのレビュー待ちになることもあります。 コンテンツによると思いますが、半日程度待つと、レビューが完了して一般公開されるようです。

マイクロソフトフライトシミュレーターの楽しみ方

基礎編

応用編

便利なツール

アドオンシーナリーの開発