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コントロールセンターの使い方

コントロールセンターとは、良く使う機能にワンタッチでアクセスできる便利な画面です(iOS7.0以降)。 Wi-FiやBluetoothのオン/オフ、画面の回転ロック、音楽コントローラー、懐中電灯、時計、電卓、カメラの呼び出しなど、 便利な機能がひとまとめに集約されています。

コントロールセンターの使い方

iPhone iPhone スリープ中やアプリ実行中、ロック画面など、どの画面からでもコントロールセンターを呼び出すことができます。
Face ID(顔認証)を搭載した、ホームボタン無しモデル(iPhone 12/11/XS/Xシリーズ)とiOS12以降にアップデートしたiPadシリーズでは、画面右上から下にスワイプします。 ホームボタン無しモデルでは、センサーハウジング(本体上部の切り欠き部分)に邪魔されて、タイマ、位置情報、Bluetoothなどのアイコン、バッテリのパーセント表示は、コントロールセンターを開かないと見えなくなってしまいました。
その他の機種では、画面の下端から上に向かってスワイプします。
iPad iPhone コントロールセンターを消したいときは、
ホームボタン無しモデルとiOS12以降にアップデートしたiPadシリーズでは、画面の下端から上に向かってスワイプまたはフリックします。
その他の機種では、ホームボタンを押すか、上から下に向かってスワイプします。
コントロールセンターの設定
iPad iPhone Settings(設定)-Control Center(コントロールセンター)で コントロールセンターの設定ができます。
アプリ使用中のアクセスタッチパネル:ON(オン) にすると、アプリ実行中でもコントロールセンターを呼び出すことが出来ます。
ホームコントロールを表示タッチパネル:ON(オン) にすると、 (ホーム) アプリで登録した「よく使うアクセサリ」のボタンがコントロールセンターに表示されます(iOS14以降)。
コントロールを追加・削除
iPad iPhone 画面をスクロールすると、コントロールセンターに表示可能なアイテムの一覧が現れます。 コントロールセンターに機能を追加・削除、表示順序を変更することができます(iOS11以降)。 iPadでは9種類、iPhoneでは13種もの機能が追加できます。
「コントロールを追加」欄の、アイコンの左の をタップすると追加されます。
「含める」欄の、アイコンの左の をタップすると削除されます。
を上下にドラックすると、表示の順序を変更することができます。
各アイコンの持つ機能については、追加できるコントローラーをご覧ください。 HomeKit対応のホームコントローラー機器を所有していて、(ホーム)アプリの設定を終えると、ホームコントロールも表示されます。

基本6機能の呼び出し

iPad iPhone 飛行機(機内モード)、Wi-Fi、Bluetoothアイコンが並んでいる部分を長押しすると・・・
iPad iPhone このようになります。 この画面からは以下の6つの機能を呼び出せます。

機内モードのON/OFF


機内モードのON/OFFを行います。 飛行機に乗った時、すぐさま電波の発信を止めることが出来ます。

モバイルデータ通信のON/OFF


モバイルデータ通信(パケット通信)のON/OFFを行います。 海外旅行時など、パケット通信を強制的に止めることが出来ます。

Wi-Fi(無線LAN)の通信停止(電波は停止しない)


現在接続中のWi-Fiアクセスポイントとの通信を停止します。Wi-Fi(無線LAN)電波は停止しません。 このためAirDropなどの機能は引き続き使用できます。 電波を止めるには機内モードにするか、設定メニューでWi-FiをOFFにする必要があります。 すでにWi-FiがOFFになっているときにこのボタンをタップすると、Wi-FiをONにすることができます。
また、このWi-Fiアイコンを長く押すと、近くにあるWi-Fiアクセスポイントの一覧が表示されます(iOS13以降)。 ここから接続先アクセスポイントを切り替えることも可能です。

Bluetoothの通信停止(電波は停止しない)


現在接続中のBluetooth機器(無線ヘッドフォン等)との通信を停止します。Bluetooth電波は停止しません。 このためAirDropなどの機能は引き続き使用できます。 電波を止めるには機内モードにするか、設定メニューでBluetoothをOFFにする必要があります。 すでにBluetoothがOFFになっているときにこのボタンをタップすると、BluetoothをONにすることができます。
また、このBluetoothアイコンを長く押すと、近くにある、または過去にペアリングしたBluetoothデバイスの一覧が表示されます(iOS13以降)。 ここから、Bluetoothデバイスに接続することも可能です。

AirDrop(エア・ドロップ)機能の切り替え


近くのiPod/iPad/iPhoneユーザーと、簡単に写真や文書などがやりとりできる AirDrop(エア・ドロップ)機能の切り替えができます。 どの範囲までデータのやり取りを許可するかを指定できます。

テザリング/インターネット共有のON/OFF


テザリング/インターネット共有のON/OFFを行います。 iPhone/iPad(Wi-Fi+Cellular)を「モバイルWi-Fiルーター」として使用することができます。

ミュージックコントローラー

iPad iPhone ミュージックコントローラーを長く押すと拡大表示されます。 Music(音楽)アプリなど、 その時音楽/ビデオの再生に使用しているアプリでの、再生/停止/早送り/巻き戻し/ボリュームなどが操作できます。 さらに曲名をタップすると、音楽/ビデオの再生に使用しているアプリの画面を開くことができます(ロックされていない時のみ)。
iPad iPhone 拡大表示前/後どちらの場合でも、ミュージックコントローラー右上の Airplay アイコンをタップすると音声の出力先を、 Airplay対応機器Bluetoothヘッドセットへ切り替えることができます。

その他のコントローラー

画面の回転ロック/解除


iPhone
画面の回転をロック/解除します。 これをロックすると、たとえば寝転がりながらiPod/iPad/iPhoneを使うとき、画面が縦方向、横方向にころころ切り替わってしまうのを防ぐことができます。


集中モードのON/OFF:電話やメールの着信拒否


集中モードのON/OFFを行います(iOS15以降)。 ONにすると、一定の条件を満たさない限り、ロック(スリープ)中には、電話やメールの着信通知などが行われなくなります。


睡眠モードのON/OFF:睡眠管理


おやすみモードをONにし、さらに (ヘルスケア) アプリに睡眠の開始を通知します(iOS14以降)。 iOS15以降では、上の「集中モード」を選び、そのサブメニューから「睡眠」を選びます。


画面ミラーリング:TVにiPhoneの画面を表示


近くにAirplay対応機器がある場合、そちらにiPod/iPad/iPhoneの画面を表示することができます。 TVにiPhoneの画面を表示することができます。


ダークモード・画面の明るさ・表示色の調整


iPad iPhone 上下にドラッグすると画面の明るさを調整できます。 下に並ぶアイコンをタップすると ダークモード Night Shift モード True Tone モード の ON/OFF ができます(対応機種のみ)。


音声ボリュームの調整


上下にドラッグすると、通話やミュージック、その他アプリの音声ボリュームを調整できます。


フラッシュライト:懐中電灯のON/OFF、明るさを変更


カメラのフラッシュライトを点灯させることが出来ます。ちょっとした懐中電灯として使用できます(フラッシュライト搭載モデルのみ)。 またこのアイコンを長く押すと、フラッシュライトの明るさを変更することができます。 なお、ロック画面を右から左にフリックして(カメラ)を起動する操作をすると、フラッシュライトをすぐさま消灯することができます。


タイマー


時計アプリのタイマー機能を呼び出します。 またこのアイコンを長く押すと、その場で1分から2時間まで、タイマー機能の時間設定ができます。


計算機


計算機アプリを呼び出します(純正電卓アプリ搭載モデルのみ)。


カメラ


カメラアプリを呼び出します。 またこのアイコンを長く押すと、「セルフィーを撮る(自撮り)」「ビデオを撮影」「ポートレートを撮る」「ポートレートセルフィーを撮る」が選べます。

追加できるコントローラー

コントロールセンターには、上で紹介した機能の他に、つぎのような機能が追加できます。
Watchを呼び出す
ペアリングされているApple Watchでチャイムを鳴らします(iOS17以降)。置き忘れたApple Watchの場所を確認するのに使います。
コードスキャナー(QRコードリーダー)
QRコードの読み取りを有効にして、(カメラ)アプリを起動します(iOS12以降)。
消音
サイレントモードがON/OFFできます。
聴覚
Apple純正左右独立イヤホン「AirPods」を使用時に、 補聴器機能「Live Listen(日本では「ライブ再生機能」)」を有効にします(iOS12以降)。
Apple TVリモコン
Apple TVがリモートコントロールできます。 Apple TV Remoteアプリと同じことができます。
ウォレット
ウォレットアプリをすぐさま呼び出せます。 ショッピングで、クレジットカードを使ったApplePayでの支払いがスムーズにできます。
アクセシビリティのショートカット/アクセスガイド
画面キャプチャをはじめとした、障碍者向けのアクセシビリティ機能へのショートカットが登録できます。 また、一時的に使用できるアプリを1つに制限して、ホームボタンやタッチ操作を抑止できる アクセスガイド機能 をワンタッチでON/OFFできます。 なお、アクセシビリティの詳細は 設定(設定)- (アクセシビリティ) で設定できます。
アラーム/ストップウオッチ
時計アプリのアラーム/ストップウオッチ機能を呼び出します。
ダークモード
画面のダークモード/ライトモードをワンタッチで切り替えます。 なお、これは 設定(設定)-(画面表示と明るさ)からも設定できます。
テキストサイズ
画面に表示される文字のサイズが変更できます。 なお、これは 設定(設定)-(画面表示と明るさ)からも設定できます。
ボイスメモ
ボイスメモアプリを呼び出します。
メモ
メモアプリを呼び出します。 またこのアイコンを長く押すと、「新規メモ」「新規チェックリスト」「新規写真」「新規スケッチ」が選べます。
クイックメモ
クイックメモを呼び出します(iPadOS15以降)。
低電力モード
低電力モードのON/OFFが変更できます。 なお、これは 設定(設定)-[バッテリー]からも設定できます。
画面収録
iPod/iPad/iPhoneの画面が録画できます(iOS11以降)。 これをタップするとカウントダウンが始まり、3カウントで録画が始まります。 録画中は画面最上部に赤いバーが表示され、ここをタップすると録画停止できます。 録画したビデオは、写真(写真)アプリに格納されます。
拡大鏡
カメラを虫めがねのように使える「拡大鏡」機能がON/OFFできます(iOS11以降)。 表示倍率を変更したり、フラッシュのON/OFF、写真として保存、明るさ・コントラストの調整、色の反転などもできます。
ホーム
(ホーム)アプリで自宅のホームオートメーションを設定しているときに追加可能となります。 「よく使う項目」に追加したアクセサリ一覧画面を、すぐに呼び出せます。
サウンド認識
周囲の音を検知して通知してくれる (サウンド認識)機能のオン/オフをワンタッチで指定します。
ミュージック認識
周囲で流れている音楽を解析して、曲名などを知ることができる (ミュージック認識)機能のオン/オフをワンタッチで指定します。
キーボードの輝度
iPadに接続しているキーボードの、バックライトの輝度を変更します(iPadOS15.4以降)。 Apple Magic Keyboardで使えます。
ステージマネージャ
iPadで、複数のアプリを同時に開いて、マルチウインドウで同時に使う(マルチタスク)ことができる「ステージマネージャ」機能のオン/オフをワンタッチで指定します。

カメラやマイク、位置情報などへアクセスしたアプリの確認:プライバシー保護

コントロールセンターを開くと、最近カメラやマイク、位置情報などへアクセスしたアプリを確認することができます(iOS14以降)。 想定外のアプリがカメラやマイクへアクセスしている場合は、プライバシー保護のため、使用を停止するなどの対応を行ってください。 また、 設定(設定)- プライバシー(プライバシーとセキュリティ)-[カメラ]/[マイク]/[位置情報サービス] 画面を開き、想定外のアプリに、カメラやマイクの使用許可が タッチパネル:ON(オン) になっていないか確認してください。
iPad iPhone コントロールセンターを開くと、その一番上に、最近カメラやマイクへアクセスしたアプリの名前が表示されます(iOS14以降)。 またアプリ起動中にカメラへのアクセスがあると緑色のドットが、マイクへのアクセスがあるとオレンジ色のドットが、画面右上のアンテナピクト近辺に表示されます。
またコントロールセンターに、カメラやマイクのコントロールボタンが表示されます。 これをタップするとカメラのエフェクトをON/OFFしたり、マイクモードを切り替えることができます。
iPad iPhone 上の画面で、カメラやマイクへのアクセスを示す文字をタップすると、このような画面になります(iOS16以降)。 最近のカメラやマイクへのアクセス状況の履歴が、アプリの名前とともに一覧表示されます。