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Kudroneの飛ばし方(How to fly Kudrone)

Kudrone
Kudroneとは、クラウドファンディングサイト:INDIEGOGOに2017年春に登場し、 同年9月にリリースされた、重量85グラムで4Kカメラ搭載の超小型ドローンです。 1,300万画素のカメラ、GPS、磁気コンパス、気圧計を搭載し、650mAhのバッテリで1回8分間飛行できます。 重量たった85グラム、サイズは174mm x 174mmの手のひらサイズで、改正航空法の規制にもかかりません。
安定した飛行のためには、最新版のファームウェアにアップデートしてください。 また、動作がおかしくなったらKudroneアプリの再起動、本体のバッテリ抜き差しによる再起動をしてください。
現在の最新ファームウェアは、2018年2月6日に公開された9611_CV_2.4.2.0.fex / 9611_FV-3.4.2.1.binです。
この他の、改正航空法の規制にかからないカメラ搭載小型ドローンをお求めなら、解像度は720pとなりますが、 Ryze Tello Powered by DJIParrot Mambo FPVEACHINE E58 あたりもおすすめです。

Kudroneの紹介

  • 4Kカメラ搭載小型ドローン:Kudrone

    Kudrone $159(約17,600円)(ProKit)

    4K動画が撮影可能な小型ドローン。1,300万画素のカメラ、GPS、磁気コンパス、気圧計を搭載し、650mAhのバッテリで1回8分間飛行できます。重量たった85グラム、サイズは174mmx174mmの手のひらサイズで、改正航空法の規制にもかかりません。ちょうどParrotMiniDronesの本体にBebopDroneのビデオ撮影機能を搭載したようなDroneとなっています。プロペラ2セット、バッテリ2個入りの最小セットで$109、3スロット充電器とバッテリ5個入りのProKitは$159で、2017/04/14まで予約受付中。発送は7月の予定です。

    (iPod/iPad/iPhone, Android用)

    Amazon.co.jpで買う 楽天で買う

PC 高級感のあるキャリングケースにコンパクトにたたまれて入っています。
PC 内容物一覧です。本体のほかに、左からオマケのSDカードリーダー、プロペラ交換ツール、交換用プロペラ1セット、バッテリ2個、USBケーブルです。 なお本体後部のスロットには、16GBのマイクロSDカードがセットされています。
PC Pro Kitに付属する3スロット充電ドックです。バッテリも3個入っています。 1~3個のバッテリをまとめて充電できるので便利です。 ただし充電は3個同時ではなく、一つずつ順番に行われます。
PC Parrot社のMini Drone (Airborne Night)(左)との比較です。 大きさ、重さ共にほぼ同じです。

アプリのインストール

まずはApp Storeから、Kudrone制御用の無料オフィシャルアプリをダウンロードして、コントロールに使うiPod/iPad/iPhoneにインストールしましょう。

Kudroneの初期セットアップ

PC Kudrone本体下部の超音波センサーの取り付けを確認します。 出荷後の輸送で、取り付け位置がずれていることがあります。ずれていた場合は手で修正します。
PC 本体にプロペラガードを取り付けます。
PC バッテリに貼り付けられている黄色い絶縁フィルムをはがします。
付属の充電器を使い、バッテリを充電します。
iPhone (Kudrone)アプリを起動します。 最初はユーザーズマニュアルが表示されるので目を通しましょう。
iPhone 初めてKudroneを使用するときは、最初にユーザ登録します。 画面左下の「新規登録」をタップします。
すでにKudroneを使ったことがある場合は、その時に使ったEメールアドレスとパスワードを入力して、「ログイン」をタップします。
iPhone Eメールアドレスと好きなパスワードを入力し、「新規登録」をタップします。
iPhone つづいてニックネーム、性別、国、誕生日を入力します。
iPhone 無事登録できました。
PC Kudroneに、充電済みのバッテリをセットして起動します。 目玉LEDの点滅が終わり、連続点灯状態になるまで待ちます。
Kudrone本体のファームウェア(内蔵プログラム)を最新に更新します。
iPhoneをKudroneのWi-Fiに接続します。
PC Kudrone搭載センサーのキャリブレーションを行います。
Kudroneはキャリブレーションがとても繊細で重要です。 正しくキャリブレーションできていないと離陸したとたんに前後左右に流れて行ってしまいます。 こんな時は持つ角度を変えて、再度キャリブレーションをやり直してください。
iPhone Kudroneアプリを再起動します。 最初はチュートリアルをすべて終了させる必要があります。 「Tutorials」をタップします。
iPhone 左右にフリックしてチュートリアルを選び「Start」をタップすると始まります。 画面の指示に従って操作します。
iPhone すべてのチュートリアルが完了したら飛行可能です。 「Flight」をタップして飛行しましょう。
画面回転、通知の抑止
iPhone フライトの前に、iPhoneの画面回転と通知を抑止しておきましょう。 さもないとフライト中に画面が回転してあらぬ方向に飛んで行ったり、電話がかかってきてコントロールを失ったりします。 画面回転と通知の抑止は、コントロールセンターからワンタッチで設定できます。 通知の抑止は「集中モード」をONにします。

Kudroneバッテリの充電方法

Kudrone
バッテリをKudrone本体または充電器にセットし、USBケーブルでUSB ACアダプタに接続します。 充電中は充電器に赤ランプが点滅します。 充電完了するとランプが緑に変わります。
もしランプが点かないときは、USB ACアダプタとの接続を確認します。 コネクタをしっかり差し込みなおすか、手持ちの別のケーブルに交換してみます。
なお、満充電のバッテリを再充電しようとすると、ランプは赤のままで、充電は行われません。 工場出荷時にバッテリはほぼ満充電となっています。 充電できないときは、まずはKudroneにセットし、そのままフライトに使用してみてください。
新しいバッテリを初めて使用するときは、正しく残容量が読み取れないことがあります。 最初は屋内でバッテリが切れるまで飛行させて、その後フル充電してから使うことをお勧めします。

オフィシャル動画


iPhoneをKudroneに接続する方法

iPhone Kudrone目玉LEDの点滅が終わり、連続点灯状態になったら 設定(設定)-[Wi-Fi]画面を開き、KudroneのWi-Fiアクセスポイント名を選びます。
iPhone パスワードを聞かれるので「12345678」を入力します。

Kudroneファームウェアのアップデート方法

Kudroneのファームウェア(内蔵プログラム)のアップデート方法です。

[1]ファームウェアをインターネットからダウンロード


iPhone iPhoneとKudroneの接続を切ります。 iPhoneがインターネットに接続していることを確認します。 Kudroneアプリを立ち上げて、左上の「設定」アイコンをタップします。
iPhone メニューから「アップグレード及び更新」を選びます。
iPhone メニューから「ドローンファームウェアをアップグレード」を選びます。
iPhone モデル番号を選びます。 モデル番号は「9611」です。
iPhone まず「フライトコントロールモジュール」をダウンロードしましょう。 表示されているファームウェアのバージョンをタップし、「次」をタップします。
iPhone インターネットからダウンロードが始まります。 完了したら「次」をタップします。
iPhone つぎにメニューに戻って「カメラモジュール」もダウンロードしておきましょう。 手順は同じです。

[2]Kudroneを最新ファームウェアでアップデート


iPhone つづいてiPhoneをKudroneのWi-Fiに接続します。 Kudroneに、Micro SDカード(TFカード)がセットされていることを確認します。 Kudroneに、充電済みのバッテリをセットして起動します。 目玉LEDの点滅が終わり、連続点灯状態になるまで待ちます。 「クリックしてKudroneに接続します」をタップするとWi-Fi接続画面になります。 切り替わらないときは、自分で設定(設定)-[Wi-Fi]画面を開きます。
不測の事態に備えて、Kudroneにフル充電したバッテリとACアダプタを接続して、給電しながらアップデートするのがおすすめです。
iPhone 「Kudroneに接続しました」が表示されたら接続完了です。 「次」をタップします。
iPhone ファームウェアがKudroneに転送されます。 Kudroneのファームウェアバージョンアップが始まります。 バージョンアップ中は、決してKudroneアプリを閉じないでください。 アップデート中は目玉LEDが点滅します。
iPhone 「アップグレード成功」が表示されたら完了です。 つつづいてメニューに戻って「カメラモジュール」もバージョンアップしましょう。 すべて終わったらKudroneのバッテリを抜き差しして再起動します。

オフィシャル動画


Kudrone Firmware upgrading video
YouTubeで見る

Kudroneのキャリブレーション方法

Kudroneに搭載されているセンサーのキャリブレーション方法です。
PC Kudroneに、充電済みのバッテリをセットして起動します。 目玉LEDの点滅が終わり、連続点灯状態になるまで待ちます。
iPhone iPhoneをKudroneのWi-Fiに接続します。 Kudroneアプリを立ち上げて、左上の「設定」アイコンをタップします。
iPhone 「設定」をタップします。
iPhone [キャリブレーション]を選びます。
このとき「設備から接続を切断」という謎のメッセージが表示されることがあります。 Wi-Fiを切断・再接続/アプリを再起動などして試してください。
iPhone PC 画面の指示に従ってKudroneを手で回します。 まずは「Step I(水平方向、上から見て左回転)」です。
図ではわかりにくいので、 YouTubeのオフィシャルビデオ を見てそれに従ってください。
iPhone PC つづいて「Step II(垂直方向、前(上)から見て左回転)」です。 完了すると画面に「Success」が表示されます。 失敗すると画面に「failure」が表示されます。再度やり直してください。 間違った方向に回転させないよう注意してください。
iPhone 「確定」が表示されたらKudroneのバッテリを抜き差しして再起動します。
PC Kudroneが起動したらFlight画面を開き、画面中央のインジケータを見てください。 羽根の形をしたインジケーターがローリング、その右の白い横棒がピッチングの角度を示しています。 Kudroneを手で持って傾けると、インジケータも動くのがわかります。 Kudroneを水平な場所に置いたとき、どちらも水平位置を示していたらキャリブレーション成功です。
インジケータの表示がずれていると、Kudroneが自分の姿勢を正しく把握できないので、離陸したとたんに前後左右に流れて行ってしまいます。 こんな時は持つ角度を変えて、再度キャリブレーションをやり直してください。

オフィシャル動画


Kudrone calibration video
YouTubeで見る
Kudrone calibration video
YouTubeで見る

KudroneのGPSについて

KudroneのGPSは“Auto-Follow”または“Return Home”モードの時だけ使用されます。 まず、iPhoneをKudroneのWi-Fiに接続せず、携帯ネットワークにつないだまま、Kudroneアプリを起動して20秒以上待ちます。 つづいてiPhoneをKudroneのWi-Fiに接続し、Kudroneアプリの画面にGPS信号受信マークが表示されていることを確認してください。 KudroneアプリのGPSメーターがフルになっている場合に、“Auto-Follow”、“Return Home”モードが使えます。 GPSは、起動してから位置情報を得られるまでに約35秒かかります。飛行前にしばらく待ってみてください。 建物の中、周りに高い建物があるところ、トンネル内、その他空を遮るものがあるところではGPSの信号が受信できません。 高圧線やレーダーアンテナのそばではGPSの信号が受信できないこともあります。 また、Kudrone本体上部に電波を遮るようなものを載せたり貼り付けないように注意します。

Kudroneの操縦

Kudroneを離陸させる前には、Kudroneを「自分のほうに向けて」置きます。 Kudroneはヘッドレスモードで飛行します。
ジョイスティックモード/スマホ傾きモード切替: ジョイスティックモードの時は、右のコントローラーで前後左右の移動をコントロールします。 スマホ傾きモードの時は、スマホの傾きで前後左右の移動をコントロールします。 いずれの場合も左のコントローラーで上昇下降、旋回をコントロールします。
“Auto-Follow”またはその場旋回飛行を指定します。
緊急停止:即モータを停止し、その場に落下します。
“Return Home”:出発地点に帰還 (KudroneがGPSの電波を捕らえていないと、あらぬ方向に飛んでいきます。その時はタップしないように注意してください)
離陸/着陸
写真撮影:タップするたびに写真を撮影します。このボタンの左には、撮影した写真が縮小表示されます。
ビデオ撮影:タップするたびにビデオ撮影を開始/停止します。
バッテリの残量が30%を切ると、目玉LEDの点滅が片目になります。 バッテリの残量が10%を切ると、その場に自動的に着陸します。 目玉LEDの点滅を見て、バッテリの残量を意識しながらフライトを楽しんでください。

写真・ビデオの撮影準備

飛行前に、撮影する写真・ビデオの解像度を指定しておきます。
撮影されるビデオの形式
設定解像度フレームレートビットレート
4K3840x2160ピクセル15FPS約21Mbps
1080P1920x1080ピクセル30FPS約16Mbps
720P1280x720ピクセル60FPS約27Mbps
いずれもビデオは H.264 (MPEG4-AVC) Level3.1のメインプロファイル。 オーディオトラックの形式はAAC-LC 8Hzで、無音。コンテナはmp4。
撮影される写真の形式
設定解像度
13M4608x2592ピクセル
8M3264x1836ピクセル
5M2592x1458ピクセル
いずれもフォーマットは jpeg,YUV。
KuDrone 4k 15fps 空撮 山中湖
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KuDrone 1080p 30fps 空撮 山中湖
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KuDrone 720p 60fps 空撮 山中湖
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iPhone Kudroneアプリを立ち上げて、左上の「設定」アイコンをタップします。
iPhone 「設定」をタップします。
iPhone 「写真撮影設定」で、写真の解像度が13M、8M、5Mピクセルから選択できます。 初期値は8Mピクセルになっています。
「撮影設定」で、ビデオの解像度が4K、1080P(フルHD:1920x1080)、720P(HD:1280x720)から選択できます。 初期値は720Pピクセルになっています。
「ドローンの内容をクリアします」欄に、SDカードの容量が「空き容量/全容量」の形式で表示されています。 容量が足りなくなったらクリアしましょう。
設定が終わったらフライトさせて写真・ビデオを撮影しましょう。

写真・ビデオの取り出し

撮影した写真・ビデオは、以下の操作で(写真)アプリのアルバムに格納されます。 写真やビデオの転送が途中で失敗したり、表示がおかしくなったときは、Kudroneアプリの再起動を行ってください。
iPhone 撮影が終わったら、KudroneとiPhoneをWi-Fi接続したまま、ホーム画面に戻ります。 「アルバム」欄に、撮影した写真・ビデオの数が表示されています。 画面全体を下に向かってドラッグすると、画面が最新情報に更新されます。
iPhone 「アルバム」をタップするとこのような画面になります。最初は、撮影したにも関わらず、何も表示されていないと思います。 ここでも画面全体を下に向かってドラッグすると、画面が最新情報に更新されます。 撮影した写真が見えるようになります。 そしてiPhoneに写真が転送されます。
iPhone ビデオの場合はこのような画面になります。 ここでも画面全体を下に向かってドラッグすると、画面が最新情報に更新されます。 そしてアイコンをタップすると、そのビデオがiPhoneに転送されます。 ビデオは一つずつアイコンをタップして転送する必要があります。
転送されたビデオ・写真は、iPod/iPad/iPhoneの (写真)に「KUDRONE CAMERA」というアルバムが作成され、そこに格納されます。
iPod/iPad/iPhoneに格納されたビデオ・写真は、他のビデオ・写真と同様、パソコンに取り出し可能です。

Kudroneのサポート窓口

現在問い合わせはメールで受け付けています。 トラブル発生時はsupport@kudrone.comに問い合わせてください。

ドローンのバッテリーの知識 / 長持ち・復活させる方法

市販ドローンに使われているバッテリは、iPod/iPad/iPhoneやノートパソコンと同様リチウムイオン(リチウムポリマー)バッテリです。 長持ちさせるにはちょっとした手間をかける必要があります。

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